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小説【18禁惑星ちきゅきゅ2】第1話 支配しているのは自分の恐怖心だった

あれから1年が経ち、イタオブームはもう完全に過ぎ去っていた。そして、ブームに便乗して稼いでいた詐欺師たちは、次々と大量逮捕されていた…騙されていた被害者たちも集団訴訟を起こし、刑事・民事ともに責任を問われていたのだった…だが、主犯格のゴリは往生際の悪い言い訳を連発していた…ゴリ「私たちも、イタオに騙された被害者なんです! 私たちは全然悪くなんかないんです! これもカバールと電通の陰謀なんです!」だが… ...

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小説【18禁惑星ちきゅきゅ2】第2話 根本的な解決は愛の放射線治療

ワイワイ…キャピキャピ…トオル「佐々木さんはイタオたちに二度もヘコまされたから、もう来ないかな…」イタオ「いや、きっと来るよ。あの人は自分の非を認め、改める度量を持っている大きな心の持ち主だからね」ズラ子「(o^-^)o ウンウン♪ チッポケな人は、自分の非を認めないための言い訳を量産するだけだからね。そして、相手を工作員だとか悪魔崇拝だとかのレッテルをを貼って自己正当化をするもんね(笑)」トオル「アハハꉂꉂ(ᵔᗜᵔ...

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小説【18禁惑星ちきゅきゅ2】第3話 客観視すれば自分の間違いに気付く

サトコ「イタオ〜」イタオ「やあ! サトコちゃん」サトコ「これまでにイタオたちやプリンから教わった沢山の教えをママに話したんだけど、そんな子たちの言う事を信じてはいけませんて…」 イタオ「ふむ… もちろん、サトコちゃんが何を信じるかは、サトコちゃんの自由だよ」サトコ「ウチのママはこの世で正しいのはキリスト教だけだって言ってるの。あとは全て邪教だって…」ズラ子「典型的な極端論ね(笑) 狭い世界しか知らな...

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小説【18禁惑星ちきゅきゅ2】第4話 エゴの殻を破った時に、愛に目覚める

あれから数日が経った…ズラ子「佐々木さんは、そろそろ答えが出たかしら…」イタオ「(๑•᎑•๑)ウン 佐々木さんなりの答えを見つけたと思う」タッタッタ… 早速、佐々木がやって来た。佐々木「お〜い!」イタオ「こんにちは!」佐々木「色々と調べてみたが、やはりどの領土問題もニポポン側の主張が正しかった。国連憲章にもニポポンの領土と明記されているしな。だから、相手国を認めさせるしか方法は無いと思うぞ」イタオ「相手国側の...

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小説【18禁惑星ちきゅきゅ2】第5話 全てがセルフサービスの世界

佐々木「せっかくプレアデスに来たのだから、もう少し見学させていただこう」プリン「どうぞ好きなだけご覧下さい(^^)」…………………………佐々木「この星では、政治はどうなっているのだ?」プリン「政治というものは、ありません。プレアデスに限らず、ある程度進化した世界では独立個人制になるからです」佐々木「独立個人制?」プリン「はい。簡単に言えば、1人ひとりが国家です。つまり、自分で自分を治めるのです」佐々木「ふむふむ…...

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小説【18禁惑星ちきゅきゅ2】第6話 宇宙人の世界に労働は存在しない

佐々木「では仕事は、どうなっているのだ? これだけ豊かな世界を維持するには、労働量も相当なはずだ」プリン「この星には、労働というものは存在しません。労働とは、まだ文明が未発達な時代にしか存在しない先史的なものなのです」佐々木「なんだって?!」イタオ「本来労働とは、労働を永遠に無くすという前向きな目的のためにするものなのです。ちきゅきゅの人は、ここを大きく勘違いしています。文明が進化するほどに労働が...

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小説【18禁惑星ちきゅきゅ2】第7話 孤独感は勘違いだった

その後、ちきゅきゅへ戻った佐々木はプレアデスで学んだ事をシェアしたおかげで、大人たちの意識が少しずつ変わり始めた…イタオ「やはり、大人を留学させたのは正解だったね!」ズラ子「(o^-^)o ウンウン♪ 特に影響力のある佐々木さんのような人は尚更よね」タッタッタ… イタオ「あ! 早速やって来たみたいだね(笑)」佐々木「やあ!」イタオ「こんにちは!」佐々木「私もやっと眠りから覚めたようだ。合同瞑想やお祈りなんてやっ...

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小説【18禁惑星ちきゅきゅ2】第8話 多数決はニセの民主主義

タッタッタ…佐々木「やあ!」イタオ「こんにちは!」佐々木「今、世間では都知事選の話題でもちきりなのだ。今回はキャラの濃い候補者が乱立しているから、私も誰に投票するか決めかねてる」イタオ「へぇ…」佐々木「なんだ… ずいぶん、気の無い返事をするじゃないか(笑)」イタオ「相変わらず、ニセの民主主義を手放さそうとしないのですね…」ズラ子「自分で創造しない人は、与えられた行事を盲目的に繰り返すだけだもんね…」イ...

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小説【18禁惑星ちきゅきゅ2】第9話 カギも監視カメラも無い世界

タッタッタ…佐々木「イタオ〜」イタオ「こんにちは!」佐々木「またプレアデスに連れてってくれ」ズラ子「ウフフ… 佐々木さんは、すっかりプレアデスが気に入ったみたいね(笑)」佐々木「うむ(笑) あそこには参考になるものが沢山あるからな。だから、もっとジックリ学びたいんだ」イタオ「分かりました。何度でもお連れします。では宇宙船に乗って下さい」…………………………一行は再びプレアデスへと向かった。ズラ子「さあ! 着き...

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小説【18禁惑星ちきゅきゅ2】第10話 箱庭宇宙のフラクタル構造仮説

その夜、佐々木はなかなか寝付けなかった…プレアデスの研究室で見た光景が脳裏に焼き付いて離れなかったからだ…我々が今住んでいる世界も、高次元の存在が作った箱庭世界のようなものなのではないのだろうか…そういえば… ある学者が、この世が偶発的に誕生する確率は限りなくゼロに近いと言っていた…部品1つひとつをバラバラにした時計を50メートルプールに放り込んで、水流だけで自然に組み上がる確率と等しいと言っていた…つま...

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小説【18禁惑星ちきゅきゅ2】第11話 ムーンショット計画を無効にする方法

佐々木「イタオ! もしかして、ムーンショット計画って」イタオ「その通りです!」佐々木「やっぱりそうなのか!」イタオ「はい。支配者は2次元世界の創造主になろうとしています。そして、3次元の住人を2次元世界へ閉じ込めようとしているのです」ズラ子「でも、もう何十年も前からこの計画は始まっていたのですよ」佐々木「なに? 今始まったわけではないのか?!」イタオ「まずは数十年前に新聞やテレビなどの2次元媒体を民に...

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小説【18禁惑星ちきゅきゅ2】第12話 真の財産は減らずに増え続ける

佐々木「しかし、これだけ現実が苦しいと2次元世界へ逃げ込む人の気持ちはよく分かるよ… 実際、私も生活が苦しいからな…」イタオ「お金が無いのですか?」佐々木「うん…」ズラ子「お金が無い時は、お金以外を使うチャンスです」佐々木「え???」イタオ「無い時にこそ、今あるものに気付くことが出来るのです」佐々木「今あるもの? ふ〜む… 何があるかな〜 冷蔵庫は空っぽだし、調味料と小麦粉くらいしか無いな…」イタオ「で...

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小説【18禁惑星ちきゅきゅ2】第13話 恵まれた惑星ちきゅきゅ

タッタッタ…イタオたちがいつもの場所で待っていると、子供たちが走ってきた。みんな「イタオ〜 助けて〜」イタオ「え? 何かあったの?!」みんな「佐々木さんが料理を覚えたらしくて、毎日私たちに試食させるのよ!」イタオ「それは、よかったじゃないか」ズラ子「(o^-^)o ウンウン♪ 佐々木さんも自立の意味と、真の豊かさに気付いたみたいね」みんな「それがね、なんと! 超ゲロマズなの!」イタオ「え???」みんな「真っ黒コ...

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小説【18禁惑星ちきゅきゅ2】第14話 啓蒙の心構え

イタオ「さあ! 帰ってきたよ。ここが、君たちの母星だ」みんな「わあ! 水がある。酸素がある。適度な重力も適度な気圧も適度な光もある。ちきゅきゅは、こんなにも恵まれた惑星だったのね!」ズラ子「(o^-^)o ウンウン♪ 他の星を知ると、感謝の気持ちでいっぱいになるでしょう?」イタオ「ここは、みんなが幸せに暮らせる全ての条件が揃った稀有な惑星なんだよ(^^)」みんな「(o^-^)o ウンウン♪ 私たち、この星を大切にするわ!」イタ...

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小説【18禁惑星ちきゅきゅ2】第15話 IQ+EQ=文明のレベル

ワイワイ…キャピキャピ……………………………みんな「このあいだの住める星探しの体験は、とても勉強になったわ♪」イタオ「君たちが、どれほど恵まれているのかがよく分かっただろ?」みんな「(o^-^)o ウンウン♪ 私たちは奇跡的な星に住んでいる恵まれた存在だったのね。豊富な水があり、適度な気温も気圧も重力も酸素もあって、動植物がたくさんいて、まるで楽園のような世界だったのね」イタオ「(o^-^)o ウンウン♪ その通りだよ。でも多くの人は...

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小説【18禁惑星ちきゅきゅ2】第16話 ちきゅきゅは1000億×2兆個の中の米粒以下の世界

みんなの話はまだ続いていた。…………………………みんな「ねえねえ、宇宙に星って全部でいくつあるの?」イタオ「さあ… きっと天文学的な数字だろうね(笑)」みんな「イタオたちにも分からないのか〜」イタオ「(๑•᎑•๑)ウン オレたちは今までにたくさんの星を見てきたけど、それでも宇宙全体からすれば氷山の一角にすぎないんだよ」ズラ子「1日1個見たとしても1年で365個。100年で3万6500個しか見れないからね。宇宙には発見されているだけ...

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小説【18禁惑星ちきゅきゅ2】第17話 巨人の星

イタオ「やあ! みんな。この間面白い星を見つけたんたけど行ってみるかい?」みんな「面白い星?」イタオ「(๑•᎑•๑)ウン ガリバー星というんだけど、ちきゅきゅによく似ている。ある一点を除いてね」みんな「ある一点て?」イタオ「説明するよりも見た方が早いよ。今から行ってみるかい?」みんな「行く行く〜♪」一行を乗せた宇宙船はガリバー星に向って飛び立っていった。ズラ子「さあ! 着いたわよ」見ると、そこにはなんと!体...

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小説【18禁惑星ちきゅきゅ2】第18話 現実的思考&論理的思考

みんなの話はまだ続いていた。…………………………みんな「そういえば… ツイッターに霊道が開いたという人がいて、シリウス星人がちきゅきゅを破壊するメッセージを受け取ったそうよ。一部の善良な人だけは別の星に避難させるんだって」ズラ子「なぜそんなヒドイことをするの?」みんな「ちきゅきゅ人は救いようが無いほど腐っているから星丸ごと全滅させるんだって」イタオ「アハハꉂꉂ(ᵔᗜᵔ) そんな事は絶対にあり得ないことを断言してお...

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小説【18禁惑星ちきゅきゅ2】第19話 ちきゅきゅ人が気付いていない決定的なこと

今日はイタオの部屋でゴロゴロしていた。ダラダラ…ゴロゴロ…イタオ「ヒマだなぁ…」ズラ子「今日はちきゅきゅに行かないの?」イタオ「うん。ちきゅきゅは今真夏で暑いからなぁ… だから、たまには部屋でゆっくり過ごそうと思う」ズラ子「それもいいかもね」…………………………父「イタオ〜! たまには部屋の掃除くらいしなさい!」イタオ「3年前にしたばかりだから、まだ早いよ」ズラ子「(;゚д゚)ェ…」…………………………母「イタオ〜! たまにはお...

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小説【18禁惑星ちきゅきゅ2】第20話 初めて知る自由

プリン「はい佐々木さん。何か分からない事があったら、これで何でも聞いてね」プリンは、通信機を差し出した。佐々木「これは?」プリン「それは通信機です。その赤いボタンを押しながら私を思い浮かべれば、それで繋がるわ」佐々木「おお〜 ( //°o°//) スゴイ技術だな! いったいどんな原理なのだ?」プリン「人は皆それぞれに固有周波数を発しています。繋がりたい相手を思い浮かべる事でチューニングになるのです」佐々木「...

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小説【18禁惑星ちきゅきゅ2】第21話 ちきゅきゅ人が気付いていない事はたくさんある

あれから1か月の月日が流れた。…………………………ズラ子「ねえ、佐々木さんの様子を見に行ってみない? そろそろホームシックで、ちきゅきゅに帰りたいとベソをかいてる頃かもよ(笑)」イタオ「そうかな〜 大喜びで毎日遊びまくっているような気がするけどな」ズラ子「じゃ、賭ける?」イタオ「よし! 昼飯を賭けよう」ズラ子「いいわよ!」イタオ「ズラ子が勝ったら、今ちきゅきゅで一番売れているカップ麺をご馳走するよ。塩分と添...

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小説【18禁惑星ちきゅきゅ2】第22話 情報→期待→ハズレ→落胆のエンドレス

みんなの話はまだ続いていた。…………………………みんな「でもね。ライトワーカーグループの人の話では、今夏に銀河連邦が介入して人類を救出してくれるそうよ。だから、もう心配要らないって」イタオ「……… もう、そういう情報を見るのはやめたら?」みんな「また今回もデマなの?」イタオ「毎回デマだよ。だいたい今までに一度でも当たったことがある?」ズラ子「宇宙人介入説の情報は全てデマと言ってもいいわ」みんな「(_ _。)ガッカリ…」...

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小説【18禁惑星ちきゅきゅ2】第23話 場所が変わっても自分が変わらない限り何も変わりはしない

佐々木がプレアデスに来てから、もう2カ月が過ぎようとしていた。…………………………佐々木「毎日が退屈だ… 今日も少し散歩した程度で、他には何もしていない…」これがプレアデスの暮らしなのか…なんか… 思っていたのと違う…人々は、もっとフレンドリーで気さくに声を掛けてきて、何もしなくても友達がたくさん出来て、毎日和気あいあいと楽しく暮らせるものと思っていた…だが、現実はどうだ…今だに友達はゼロ…声を掛けてくる人もいない…...

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小説【18禁惑星ちきゅきゅ2】第24話 情報の押し売りが均一化(闇)の世界を作っている

佐々木は、ちきゅきゅ人が気付いていないことをまた1つ発見していた。佐々木「この星には情報が無い…」いや、そうではない。情報の押し売りが無いのだ。だが望べば、いくらでも知ることが出来る。あくまでも、自由意志が尊重されているのだ。ちきゅきゅでは、望んでもいないのに次から次へと情報が与えられる。テレビ、広告、インターネット、学校、その他で…自分の意思とは無関係に…その情報は、主に支配、洗脳、搾取、コントロー...

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小説【18禁惑星ちきゅきゅ2】第25話 自立と自律の先に普遍性がある

イタオたちの話はまだ続いていた。…………………………イタオ「プログラミングされたロボットのプログラミングを消去したら、どうなりますか?」佐々木「そしたら、動けなくなるだろうなぁ…」イタオ「それが、ちきゅきゅの人たちです。自立した思考ルーチンを持たないからね」佐々木「たしかにそうだな… (¯―¯٥)」イタオ「支配や政治や法律や経済や宗教や学校やメディアなどは、どれもプログラミングなんです。だから何も無い世界では、自分...

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小説【18禁惑星ちきゅきゅ2】第26話 宇宙は物言わぬ師だった

佐々木がプレアデスに来て、もう3ヶ月が過ぎようとしていた。…………………………佐々木「従うことしか知らずに生きてきた私は、自由な世界では何をすればいいのかも分からない… 情けない話しだ…」自主性ゼロ…行動力ゼロ…創造性ゼロ…独自性ゼロ…自分には何も無いことを認めざるを得なかった…私は空っぽな人間だったのだ…誰かに導いてもらわなければ、何も出来ない幼児にすぎなかったのだ…やはり、まだまだ独り歩き出来るほど大人ではないと...

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小説【18禁惑星ちきゅきゅ2】第27話 謎の転校生

イタオたちがいつもの場所で待っていると、高橋とゆき子が2人でやって来た。………………………… 高橋/ゆき子「イタオ〜」 イタオ「やあ! もう夏休みは終わったのかい?」高橋「うん。それが… 夏休み明けにウチのクラスに転校生が来たんだけど、なんか様子がヘンなんだ…」ズラ子「ヘン?」高橋「うん。成績優秀で運動神経も抜群で」ズラ子「ヘンな人ね…」イタオ「うむ… 将来が心配だな…」ゆき子「あなた達の価値観の方がヘンよ(笑)...

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小説【18禁惑星ちきゅきゅ2】第28話 人や環境に左右されない自分になることが大切

ズラ子「なぜ故郷に帰りたいの?」宙人「淋しいんだよ… この星には心の通じる人がいないんだ… いや、通い合わせようともしない… みんな形だけの繋がりや、表面上のコミュニケーションしかしないんだ… ボクには、それがタマらなく淋しいんだよ…」イタオ「ふむ…」宙人「この星の通信手段は言語しかないの? コミュニケーションの基本は心のエネルギー交流じゃないの?」イタオ「その通りだけど、それは進化した世界での話しだよ...

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小説【18禁惑星ちきゅきゅ2】第29話 神や天使は地獄にいる???

あれから1ヶ月が経った……………………………イタオ「あれから、宙人くんの様子はどうだい? 少しは変わったかい?」高橋「だいぶ落ち着いてきたよ。みんなとも上手くやっている」イタオ「そうか。それはよかった( ^^ )」ズラ子「元々、高次元の存在だからね。元の周波数を思い出せば、あとは心配ないわ」ゆきこ「宙人くんて、神に近い存在なんでしょ?」イタオ「(๑•᎑•๑)ウン おそらくね」ズラ子「でもそれは、宙人くんだけじゃないけどね。...

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小説【18禁惑星ちきゅきゅ2】第30話 皆さんが最後の希望

|ᴗ•)و゙㌧㌧プリン「こんにちは!」佐々木「やあ! プリン」プリン「今日は、ちゃんとドアから入ってきたわよ(笑) また驚かせてしまったら悪いからね」佐々木「ああ、そうしてくれると助かるよ(笑)」プリン「今から、あるシミュレーション実験を行う予定なんだけど、ヒマしてるなら来てみない?」佐々木「シミュレーション実験?」プリン「(๑•᎑•๑)ウン 以前、研究所を見せたことがあったでしょ?」佐々木「ああ、ミニチュアの...

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小説【18禁惑星ちきゅきゅ2】第31話 テレビ信者とネット信者の2種類しかいない

シミュレーション映像はまだ続いていた。プリン「観てごらん。プレアデス星人の介入を隠しきれないと判断した支配者が、マスメディアを使ってウソを吹き込んでいるわ…」アナウンサー「番組の途中ですが、ここで緊急ニュースです! 突如現れた謎の宇宙船によって、ちきゅきゅは攻撃を受けています!」なんと! CG技術を使って宇宙船がちきゅきゅを破壊している捏造した映像を流していた。佐々木「攻撃したのは、ちきゅきゅの方で...

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小説【18禁惑星ちきゅきゅ2】第32話 お金を廃止した世界では人の本質が明らかになる

プリン「では始めるわよ」ポチッ…プリンはスイッチをオンにした。…………………………ザワザワ…ガヤガヤ…民A「お金が無くなってしまって、どうやって生きていげはいいの? (°д。ヽ≡ノ°д。)ノオロオロ...」民B「もう会社へ行かなくていいのかな? 誰か教えて… (゚Д゚≡゚Д゚)」学生A「お金を廃止しても、学校へは行った方がいいのかな… (•́ω•̀;≡;•́ω•̀) 」学生B「分からない… 誰に聞けばいいの? 先生? 親? 偉い人? ( ºΔº ;)」お金を廃止...

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小説【18禁惑星ちきゅきゅ2】第33話 結局全ては元通り

シミュレーション映像はまだ続いていた。…………………………プリン「見てごらん。お金で支配していた人たちが、民から吊るし上げられてるわ」佐々木「通貨発行権を持っていたヤツラだな! お金を失えば、何の力も無いただの凡人だもんな(笑) これで平和な世の中になるだろう♪」プリン「とんでもない! 一時的に更にカオスになるわよ」佐々木「え? (∵`)」プリン「支配したい人なんて、まだまだいくらでもいるんだから!」プリンの予...

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小説【18禁惑星ちきゅきゅ2】第34話 視察員の派遣

ゴロゴロ…ダラダラ…イタオが部屋で寛いでいると、父が入ってきた。|ᴗ•)و゙㌧㌧父「イタオ! 喜べ! 近いうちにちきゅきゅに視察員が派遣されるそうだ!」イタオ「え? 何の視察?」父「忘れたのか? 俺がちきゅきゅの18禁指定の取り消しのための活動をしていただろ?」イタオ「キレイサッパリ忘れていたよ(笑)」父「全く、なんてヤツだ(笑) それでな、視察員が実地へ行って判断するそうだ。その結果次第では、すぐにでも指...

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小説【18禁惑星ちきゅきゅ2】第35話 既知や既存がオリの中

ワイワイ…キャピキャピ…イタオ「というわけで、結局18禁指定の取り消しにはならなかったんだけど、大人たちの見方が変わったのは確かだと思うよ」みんな「そなんダァ(。•o•。)」ズラ子「ちきゅきゅも、いつまでも野蛮で遅れた惑星のままではないと気付かせることなら出来たと思うわ( ^^ )」みんな「イタオ、ズラ子お疲れ( ^^ ) これで一歩前進ね」イタオ「でも野蛮で遅れた惑星だとちきゅきゅの人たちに気付かせる啓蒙は大切だけど...

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小説【18禁惑星ちきゅきゅ2】第36話 体験こそが真の理解への第一歩

佐々木「恐竜時代と同じことが???」プリン「ええ… その前に、なぜ恐竜が絶滅したか分かる?」佐々木「6500万年前に直径10km級の隕石が衝突したからだと本で読んだことがある。メキシコのユカタン半島には、今でもその時の跡が残っているそうだ」プリン「たしかに直接的な原因はそれかも知れないわね… でも、たとえその隕石が無かったとしても、恐竜は絶滅していたわ」佐々木「なぜだ?」プリン「考えてみて… 喰ったり喰われ...

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小説【18禁惑星ちきゅきゅ2】第37話 異星人から見れば支配者も大衆も同類

プリンは疑似体験装置のスイッチを切った。…………………………プリン「ゴンタ、おかえり( ^^ )」佐々木「その名で呼ぶのはやめろ(笑)」プリン「犬の気持ちがよく分かったでしょ」佐々木「ああ… それと我々人間の無神経さもな…」プリン「相手の立場を体験するまでは気付かない事も多いからね。だから、人々は間違った因習を引きずり続けてしまうの」佐々木「その通りだよな… でも今日はとても疲れたからこれで帰らせてもらうよ…」プリン...

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小説【18禁惑星ちきゅきゅ2】第38話 群れる行為は団結ではなくて排他主義

みんな「昭和? あの古き良き時代と言われていた昭和のこと?」イタオ「(๑•᎑•๑)ウン まあ、思い出補正だろうけどね」みんな「そうなの?」イタオ「考えてごらんよ。昭和だろうと、その他どんな時代だろうと、良い面もあれば悪い面もあるはずだろ?」みんな「そうだよね。全ては陰陽一体だもんね」イタオ「(๑•᎑•๑)ウン たしかに、現代よりも良い面もあるだろうけど、そうでない面もあるはず。それなのに片側しか見ない人が、古き良き...

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小説【18禁惑星ちきゅきゅ2】第39話 宇宙人の視点と宇宙人の心

佐々木「この間は作者のせいで散々な目に遭ったが、今日は死ぬほど退屈だ…」佐々木は相変わらず、何をすればいいのか分からないままでいた…佐々木「はあ… ( ´⌓` ) 散歩も飽きたし、今日は何をしようかなぁ…」|❁︎•ᴗ•)و゙コンコン*゚佐々木「ん? プリンか?」プリン「こんにちは。退屈してると思ったからテレビを持ってきたわ。ちきゅきゅの人はテレビが好きだからね(笑)」佐々木「おお! これはありがたい」佐々木は早速テレビの...

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小説【18禁惑星ちきゅきゅ2】第40話 尊敬の無い恋愛は、ただの発情

おむすびの一件以来、佐々木はプリンに恋心をいだいていた。…………………………佐々木「この気持ちは何なのだ… この不思議な感覚は? こんなに心が温かく満たされたのは初めてだ…」佐々木は、足りなかったものや欲しかったものがいっぺんに埋まったような感覚を感じていた。佐々木「私が欲しかったものは、これだったんだ… 私の心を埋めてくれる人… 私の気持ちを理解してくれる人…」ちきゅきゅでは、誰も分かってくれなかった…いや、分...

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小説【18禁惑星ちきゅきゅ2】第41話 個人で出来る平和な世界の作り方

佐々木は、また一つ大きく成長していた。プリンとの交流を通して、相手をよく知ることの大切さを理解したのだ。人は、自分を理解してくれる人には心を開くものだ。心を許せる相手が欲しいのはみな同じなのだから。そして、開かない限り心が通い合うことはない。それでは、形だけ、うわべだけの関係しか築くことは出来ない。だから、僅かなヒビが入っただけで簡単に壊れてしまうのだ。そういう人たちは、団結を連呼したり、やたらと...

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小説【18禁惑星ちきゅきゅ2】第42話 解決の基本は根源に意識を向けること

佐々木はプリンとの交流で、知ることの大切さを理解していた。だが… それは人だけではなくて、人以外の部分にも言えることなのだ。佐々木はもう引きこもるのはやめて、プレアデスをより深く理解しようと積極的にあちこちを見て回っていた。…………………………佐々木「ふう… だいぶ見て回ったが、どこを見てもこの星には心が感じられる。1人ひとりが尊重され、大切にされ、細やかな配慮が行き届いている」そして、完全なる自由が保証され...

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小説【18禁惑星ちきゅきゅ2】第43話 進化した世界では自分そのものを豊かにする

||☆ ୧(୧◕᎑◕๑) コンコンッ佐々木「プリン いるかい?」ガチャップリン「あら、いらっしゃい」佐々木「これを見てくれ。さっき子供から貰ったんだ( ^^ )」プリン「あら、ビードロじゃない。懐かしい。私も子供の頃に作ったわ♪」佐々木はビードロを吹いてみた。フゥー すると、先ほどのようにメロディや映像や香りが出てきた。プリン「まあ、上手に出来ているわね!」佐々木「プレアデスでは、こんなスゴイ物を子供が作るのか?」プリン...

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小説【18禁惑星ちきゅきゅ2】第44話 魂の原点回帰

ワイワイ…キャピキャピ…イタオ「今日はいつもと違う帯域へみんなを誘いに来たんだけど、行ってみるかい?」みんな「いつもと違う帯域? まさか100禁惑星とか?」イタオ「いや、もっと良い世界だよ。平和で優しくて清らかな世界さ。魂の原点を思い出すことが出来ると思うよ」みんな「魂の原点? (’∀’*??」イタオ「(๑•᎑•๑)ウン 心の故郷とでもいうか」みんな「よく分からないけど行ってみたい ( ^^ )」ズラ子「では周波数調整の小...

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小説【18禁惑星ちきゅきゅ2】第45話 青写真の通りに生きるには

みんな「でもさ… 魂の青写真を知るにはどうすればいいの?」イタオ「それは簡単なことだよ。常に心に意識を置いておけばいいだけだから」みんな「心に意識を?」イタオ「(๑•᎑•๑)ウン 心の惹かれる方、心の共鳴する方へ行けばいいのさ」みんな「フムフム…」ズラ子「そして、その逆の心が拒否すること、心苦しいこと、心が痛むこと、これらを選ばないこと。心は高性能のナビゲーションシステムだからね」イタオ「君たちの世界では面...

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小説【18禁惑星ちきゅきゅ2】第46話 感謝とは気付くことから生まれる

ワイワイ…キャピキャピ…みんな「明けましておめでとう」イタオ「何がおめでたいのかサッパリ分からないが、おめでとう(笑)」みんな「イタオたちの世界には、お正月とか無いの?」イタオ「オレたちの世界には特別扱いというものが無い。どの日も同じだけ大切で、同じだけ貴重だということを知っているからね。どの日も二度と帰ってこない特別な日という認識だから、1日1日を大切にし、一瞬一瞬を大切に生きている」みんな「そなん...

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小説【18禁惑星ちきゅきゅ2】第47話 全てを解決する能力

今日の佐々木は、プリンのシミュレーション実験に付き合っていた。…………………………プリン「今日は覚醒したらどうなるかの実験をしてみましょうね」佐々木「覚醒?」プリン「(๑•᎑•๑)ウン ちきゅきゅでは意識が覚醒することを覚醒と言ってるけど、本当は意識だけではないの」佐々木「ふむ…」プリン「心や知性、理性や倫理性や論理性と、その他まだまだ覚醒するものはたくさんあるのよ」佐々木「ほう… それは知らなかった」プリン「人の持...

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小説【18禁惑星ちきゅきゅ2】第48話 価値観の違う世界でも共通の価値観がある

ワイワイ…キャピキャピ…ゆきこ「あ〜あ… 自粛にマスクに、毎日いろんな意味で息苦しいわぁ…」チエ「ホントホント… その他にも、最近じゃ下着は白限定とか、先生の許可無しに水を飲んではいけないとか、校則もどんどんブラック化してるしね…」イタオ「ますます管理社会化が進行してるようだね…」ズラ子「人々から自由や自主性や個性や人権を奪う計画だからね…」イタオ「そして最終的には、デジタル監視社会になってジ・エンド…」みんな「どう...

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小説【18禁惑星ちきゅきゅ2】第49話 スピリチュアルは陰謀だった

チエ「イタオ… (。•́ - •̀。)シュン…」イタオ「やあ! チエちゃん」ズラ子「元気なさそうね… 何かあったの?」チエ「私… 闇堕ちなんだって…」イタオ「闇堕ち?!」チエ「うん… スピリチュアル仲間から、そう言われたの…」ズラ子「いったい何があったの?」チエ「イタオたちやプリンから教わったことを話したら、それは闇堕ちなんだって…」イタオ「もう少し詳しく話してみて」チエ「スピリチュアルはポジティブだけが正しくて、自分...

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小説【18禁惑星ちきゅきゅ2】第50話 支配層にも事情があった

ポチポチ…佐々木はSNSを見ていた。佐々木「( -᷄ ω -᷅ )フゥ… プリンの配慮で、ちきゅきゅのインターネットを見れるようにしてもらったのはいいが、人々は以前よりも更に苦しめられているようだな…」売国行為はますます加速し、自粛で生活は破壊され、増税&公共料金の値上げで人々は生きることさえ困難になっていた…今… 一番多い死亡件数はコロナでもワクチンでもなく、生活苦による自殺者だった…佐々木「なんてコトだ… クソ! ...

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プロフィール

yutakasakurazawa

Author:yutakasakurazawa
支配者のいない自由な世界にするために
誰もが安心して暮らせる豊かな世界にするために
自然にも動物にも優しい世界にするために活動しております

※寄付や贈り物などの申し出は全てお断りしております。
その優しさは、私ではなくて困っている人や必要としている人にあげて下さいm(_ _)m

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