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小説【18禁惑星ちきゅきゅ2】第34話 視察員の派遣

ゴロゴロ…

ダラダラ…

イタオが部屋で寛いでいると、父が入ってきた。

|ᴗ•)و゙㌧㌧

父「イタオ! 喜べ! 近いうちにちきゅきゅに視察員が派遣されるそうだ!」

イタオ「え? 何の視察?」

父「忘れたのか? 俺がちきゅきゅの18禁指定の取り消しのための活動をしていただろ?」

イタオ「キレイサッパリ忘れていたよ(笑)」

父「全く、なんてヤツだ(笑) それでな、視察員が実地へ行って判断するそうだ。その結果次第では、すぐにでも指定解除されるだろう」

イタオ「おお! 父ちゃん、グッジョブb 出番が少ないキャラのわりには、いい仕事してるじゃん( ^^ )」

父「ひと言余計だ(笑) それで、その視察員の人がお前とズラ子に案内を頼みたいそうだ」

イタオ「オレたちが?」

父「うむ。ちきゅきゅに一番詳しいのはお前たち二人だからな」

イタオ「分かった。オレたちでよければ引き受けるよ( ^^ )」




当日… 

視察員「やあ! 初めまして。私は視察員のシサツンというものだ。君のお父さんとは学生時代から友達でな… ナンタラカンタラで… それでホニャララで… そしたらウンタラカンタラ…」

イタオ「|ノo・)ヒソヒソ どうしよう… 長くなりそうだぞ…」

ズラ子「うん… 大人の話は長いからね… (^^;」

シサツン「それでな、ナンタラカンタラ…」

イタオ「あ、もうそのくだりは結構です。シサツンというテキトーな名前からして、どうせ今回限りのチョイキャラでしょうから紹介は要りません」

シサツン「あ… そう… (๑•́︿•̀๑)」

ズラ子「(*・/(・д・*)ヒソヒソ 視察員さんの心象を悪くしちゃダメよ… 18禁指定の取り消しが掛かっているんだから」

イタオ「だって… 大人の話は長くてつまらないんだもん…」

バカ正直なイタオには、視察員の心象をよくすることなどとても出来そうもなかった。

…………………………

イタオ「ところで、18禁指定の解除の条件て何ですか?」

シサツン「それは簡単なことだよ。全てを1つの存在として見ているかどうか。全ての人や動物や自然への尊重と配慮が行き届いているかどうか。共に分かち合い、平和で豊かな文明を築いているかどうかを見るだけだから」

イタオ「|ノo・)ヒソヒソ どうしよう… 1つも条件を満たしていないぞ…」

ズラ子「満たしていないどころか、全部真逆じゃん…」




ズラ子「さあ! 着きました」

シサツン「ほお! なかなかキレイな星だな。海、山、川とどれも素晴らしい。少しの間、このまま上空から絶景を楽しもうじゃないか」

イタオ「え?! それは… ちょっとヤバイかも…」

シサツン「何がヤバイんだね?」

…………………………

すると、イタオの予想通りにスクランブル発進でやって来た複数の戦闘機が一斉に攻撃してきた。

ダダダダ…! 

イタオ「ヤバイ!!! 一旦避難しましょう!」

イタオは、宇宙船にある不可視化ボタンを押した。

ポチッ…

イタオ「ε=( ̄。 ̄;)フゥ 危なかった…」

シサツン「ちょっと、これはどういう事なんだね?! なぜ、彼らはいきなり襲ってきたんだ?」

ズラ子「(*・/(・д・*)ヒソヒソ どうする? 正直に言う?」

イタオ「うん… 全てをありのまま話して判断してもらうのが誠実な姿勢だよね」

…………………………

イタオ「この星は爬虫類型異星人が支配していて、影から人類を操っているのです。それで、他の宇宙人が来ると問答無用で襲ってくるのです。民に異星人の存在を知られては困るからね」

シサツン「なんてことだ! これでは指定解除どころの話ではないぞ! 30禁、いや50禁に引き上げることもあり得る!」

イタオ「たしかに、この星には支配者をはじめ、野蛮な人間がいることは事実です。でも素晴らしいものもたくさんあるのです」

シサツン「そうか… では、その素晴らしいものとやらを見せてもらおうか」

イタオ「分かりました。では、オレたちがよく行くニポポンという国へ案内します」

シサツン「国??? この星には国があるのかね?!」

イタオ「はい。200個近くあります」

シサツン「200個?! こんな小さな惑星をそんなに細かく分断しているのか… 分断が不和の根源だと、まだ理解していないほど遅れた惑星なのか…」

シサツンは国という先史的な概念を今だに引きずっている文明に驚きを隠せなかった。




3人は地上へ降りて街へ来てみた。

シサツン「首から布をブラ下げている人が沢山歩いているが、あれは何だね?」

ズラ子「あれはネクタイというものです」

シサツン「何に使うのだ?」

ズラ子「さあ… 本人たちも知らないみたいです…」

シサツン「では、顔を覆っているあの白い布は何だね?」

ズラ子「あれはマスクというものです。今ちきゅきゅはマスクをするように強要されているのです」

シサツン「何でそんなものを?」

ズラ子「今ちきゅきゅ民は、ウイルス茶番に騙されている最中なんです。それでマスクをすれば防げると思い込まされているのです」

シサツン「ふむ… つまり、蔓延しているのはウイルスではなくて、ウソだというわけだな… 気付いている人はいないのかね?」

イタオ「少しはいます」

シサツン「少し?」

イタオ「この星の住人の思考力指数の数値は25しかありません… 疑問を感じる疑問力指数はわずか8です… だから、何も考えられないし、何も疑わずに盲従してしまうのです…」

シサツン「思考力指数25? 疑問力指数8? それじゃ小動物と同じか、それ以下じゃないか…」




シサツン「カメラを向けると、2本指を立てるのは何だね?」

ズラ子「あれはピースサインというものです」

シサツン「何のためにやるのだ?」

ズラ子「これも、本人たちも分からずにやっているのです。この星では、人と同じことをする事が正しいと思い込んでいるからね…」

シサツン「つまり、意味も理由も分からないものを疑いもせずにやっているのか?」

ズラ子「はい…」

…………………………

シサツン「やたらと看板が多いが、この星はそんなに方向音痴が多いのかね?」

イタオ「いや、看板のほとんどは商売のための宣伝なんです」

シサツン「商売って何だね?」

イタオ「カクカクシカジカ…」

シサツン「何だって?! この星では対価を求め合う習慣があるのか?! そんなことをしていたら、貧困や格差が生じてしまうだろう!」

イタオ「それが狙いなんです。意図的に仕組まれているからね」

シサツン「しかし、こんな明らさまで分かりやすいやり方では、民にバレバレだろう。その爬虫類型の支配者とやらも、あまり利口な連中ではないな」

イタオ「いや、ほとんどバレてません… ごく一部の例外を除いて、ほぼ全ての人間がお金の信者であり、奴隷なんです…」

シサツン「こんな世界があるとは… しかし、この星の住人が気の毒になったきたよ…」

イタオ「彼らはこの星しか知らないので、自分たちがどんだけ騙されているのかも、どんだけヒドイ目に遭っているのかも気付いていないんです…」

ズラ子「賃金奴隷制度しか知らないから、それを疑問にすら感じないし、手放そうともしません。むしろ貨幣制度を支持すらしているのです。自分たちを縛る元凶なのにね…」

イタオ「それプラス、不正、犯罪、競争、搾取、飢えや貧困、憎しみ… そして自分たちの母星を破壊&汚染…」

シサツン「ふ〜む… かなり深刻なようだな…」




イタオたちは、N県にある山奥に案内した。

イタオ「ここが先ほど話した素晴らしいものの一つです。ここでは社会から距離を置き、自分たちで生きることを選んだ人たちが暮らしています」

シサツン「ほお、それは勇気ある決断だな」

ズラ子「お金に心も体も汚染された社会で暮らしていても、真の成功も自由も平和も豊かさも健康も安心も無いことに気付いたのです」

シサツン「なるほど! それは賢明な判断だと思う」

ズラ子「それぞれが得意なものを引き受けて、見事に役割分担をして上手く機能しています。つまり、与え合いですね( ^^ )」

シサツン「うむ。それが文明の基本だからな」

ズラ子「はい。やがて、このような少数コミュニティが増えて行き、いつかこれが一般的になるはずです。そしたら弱肉強食社会が自然消滅し、共存共栄型社会に変わっていくと思います」

イタオ「オレたちはその方向に導いているのです。そして今後数百年かけて少しずつ変わっていくはずです」

シサツン「ふむ。つまり良い兆しもあるということだな」

イタオ「もちろんです。悪い面ばかりを見ると、悪く見えてしまうだけなのです。今この星のテーマは、依存から自立へ。競争から共存へ。所有から共有へ。つまり、エゴから普遍性へと進化している最中なんです。それを長い目で見守る寛容さが大切ではないでしょうか」

ズラ子「今だけを見ていたら、今すら見誤ってしまいます。この星は、僅か6500万年前までは恐竜が支配していたのです。それが今ではこれだけの文明を築くまでに至ったのです。つまり、この先には明るい未来が待っているということです( ^^ )」

シサツン「ふ〜む… たしかにその通りだよな… どんな高度な文明も、最初から高度だったわけではないもんな」

イタオ「はい。先進文明を築くために、必要な経験を積んでいると見てあげてほしいのです。つまり、否定や見下しではなくて見守りです」

シサツン「君たちの言いたいことが分かったよ。幼児もいつまでも幼児ではない。みんないつかは大人になっていく。それなのに、今幼児だからといって否定や見下しをするのは大人げないということだろ?」

イタオ「はい( ^^ ) 我々に必要なのは、彼らを信じ続け、待ち続け、許し続ける大きな愛です」

シサツン「たしかに、私は愛の視点で見ることの大切さを忘れていたようだ…」

イタオ「何かが低く見えたり、間違って見えたりした時には、まずは自分の小ささや心の狭さを確かめるのが先なんです」

ズラ子「足りないのは彼らの方ではなくて、私たちがこの星を今成長の途中として見てあげる視点なのです」




大丈夫…

何も心配いらないから…

「時が全てを解決する」by作者

つづく…






























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