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小説【異次元治療院 Dr.ゆたた】 第7話 置かれた場所よりも合った場所で咲きなさい

花川ヒトシ「先生… 俺、ダメなヤツなんス… 昔グレてて学歴も無いし… お金も無いし… 就職しても続かないし…」

ゆたた「そんなこと誰が決めたのですか? 国連総会で決まったのですか? 国会で決まったのですか? 広辞苑に書いてあるのですか?」

花川「は?」

ゆたた「あなたが自分でそう思っているだけでしょ?」

花川「だって… 親や教師たちからもずっとダメなヤツだと言われてたし… 族やってたし… 少年院帰りだし…」

ゆたた「人は皆、宇宙が創造した宇宙の子なんです。宇宙はダメなものなど何一つ創造してません」

花川「そうなんスか?」

ゆたた「はい。ダメな人なんて1人もいないんです。ダメと思っている人がいるだけ」




花川「だって… 俺は学歴も収入も無いんスよ…」

ゆたた「それがどうしました?」

花川「だって…」

ゆたた「それは本当に自分の価値観なのですか?」

花川「だって… フツーそうでしょ?」

ゆたた「では、まだ学校というものが無かった時代は?」

花川「え?!」

ゆたた「4000年前はまだ学校というものはありませんでした。当然、その時代の人はみんな学歴なんてありません。では当時の人はみんなダメなヤツだったのですか? そんな事はないでしょ?」

花川「はあ…」

ゆたた「まだお金というものが無かった3000年前の人は誰もお金を持ってませんでした。その時代の人はみんなダメなヤツだったのですか?」

花川「………」

ゆたた「意識と価値観を現代に閉じ込めているだけです。しかも世間から植え付けられたニセの価値観の中にね」

花川はイマイチ意味が分からなかった。




ゆたた「私は宇宙人です」

花川「はい。聞いております」

ゆたた「我々の世界には学校もお金も存在しません。我々宇宙人はみんなダメなヤツなのですか?」

花川「いえ…」

ゆたた「宇宙には無数の文明があるのです。銀河系だけでも700万個以上。その銀河系のような星の集まりが発見されているだけでも二兆個もあるのです。その1つひとつの星は価値観もそれぞれ異なります。地球人は、その中の1つにすぎない地球の価値観に閉じ込められているだけです。あまりにも狭くて偏ったチッポケな価値観の中にね」

花川「でも… 俺は地球の価値観の中で生きていかなければならないでしょ?」

ゆたた「う〜ん… やはり、言葉よりも体験した方が早いですね。では診察室へどうぞ」

ガチャリ…

花川がドアを開けると幼稚園が現れた。

花川「ここは?」

ゆたた「ここは幼稚園です。今日からここで臨時教員として1ヶ月だけ働いてみて下さい」

花川「俺が幼稚園で?!」

ゆたた「はい」

花川「俺みたいなワルが幼稚園で働いたら、子供たちに悪影響があるんじゃ…」

と、そこへ園児たちが駆け寄って来た。

タッタッタ…

園児「お兄ちゃん! 新しい先生?」

花川「え? いや… その〜」

園児「遊んで遊んで〜♪」

花川は園児たちに手を引っ張られて連れて行かれてしまった。

ゆたた「園児たちは差別しないから大丈夫。 一緒に遊んでくれる人はみんな友だちという認識だから」




1週間後…

花川「ε=( ̄。 ̄;)フゥ 疲れた… 毎日クタクタ…」

ゆたた「お疲れ(笑)」

花川「子供たちは、疲れというものを知らないのか(笑)」

ゆたた「お! また誘いに来たぞ 子供たちは遠慮も手加減も知らないからな(笑)」

タッタッタ…

男の子「先生! 今度はサッカーしよう!」

花川「ちょっと休ませてくれ(笑)」

と、そこへ今度は女の子たちがやって来た。

女の子たち「先生! いつも男子とばかり遊んでいてズルい! たまには私たちとも遊んでよね!」

男の子「ダメだよ! サッカーやるんだから!」

女の子「先生は私たちとおママゴトするの!」

男の子「サッカー!」

女の子「おママゴト!」

花川「みんなで俺の取り合いをしている…」

こんなワルの俺を…

誰からも必要とされてこなかった、こんな俺を…

花川は生まれて初めて、人から必要とされる喜びを知ったのだった。

…………………………

女の子「じゃあ、先生は子供の役ね」

花川「俺が子供?!」

女の子「はい。食事にしましょうね」

カチャカチャ…

女の子「さあ、お食べ」

女の子は泥のご飯と草のおかずを用意した。

女の子「ニンジン残しちゃダメよ!」

花川「ああ…」

女の子「好き嫌い言う子は大きくなれませんよ」

花川「(´°ᗜ°)ハハッ.. 俺は185センチあるんだけど(笑)」

ゆたた「アハハꉂꉂ(ᵔᗜᵔ) 頑張れよ(笑)」




最終日…

花川「ε=( ̄。 ̄;)フゥ これでやっと解放される」

ゆたた「1ヶ月間よく頑張ったね( ^^ )」

そこへ園児たちがたくさん駆け寄って来た。

タッタッタ…

女の子「先生! 辞めちゃうって本当なの? (๑o̴̶̷̥᷅﹏o̴̶̷̥᷅๑)」

花川「ああ… 1ヶ月間という約束だからな」

女の子「辞めちゃダメだよ! ずっとここにいて! お願い…」

花川「………」

男の子「先生! 辞めないで! どこにも行かないで ( ඉ_ඉ )」

花川「いや… あの〜」

女の子「エーン 。゚゚(*´□`*。)°゚。」

男の子「ウワーン ๐·°(৹˃ᗝ˂৹)°·๐」

そこにいた園児たちは、みんな泣きだしてしまった…

花川「俺がいなくなることを、こんなに悲しんでくれるのか…」

ゆたた「これで分かっただろ? あなたはダメなヤツなんかじゃないと」

花川「はあ…」

ゆたた「あなたの価値が分かる人たちの世界では、誰もあなたをダメだと思っていないのです」

花川「俺の価値?」

ゆたた「あなたをダメだと思っているのは、あなただけ」

花川「いや、だって… 親や教師からもずっとダメだと言われてたし…」

ゆたた「それは、そういう見方しか出来ない人たちだっただけ。問題があるのはその人たちの方。だから人の評価など気にしなくていい」

花川「フーム…」

ゆたた「どの人の中にもある、本当の良さを見ることが出来ない人たちなんです」

花川「そうなのかなぁ…」

ゆたた「そして、あなた自身も自分の良さを理解していない」

花川「自分の良さ?」

ゆたた「常識的な価値観だけで人や自分を判断しているでしょ? あなた方の世界では、常識という分厚いフィルターで自らを盲目にしているからね。そして自らを過小評価している…」

花川「常識がフィルター?」

ゆたた「まだ常識に染まっていない子供や動物の方が、よっぽど正しい目を持っています。あの園児たちのようにね」

花川「はあ…」

ゆたた「ひたすら純粋で無色透明な清らかな心の持ち主だけが真実を見透すことが出来るのです」




1ヶ月後…

花川「先生! 俺、あの幼稚園で正式採用されることが決まったんです!」

ゆたた「おお!」

花川「人から必要とされる場所にいるって、幸せなことなんスね。やっと自分の居場所を見つけた気がします( ^^ )」

ゆたた「(o^-^)o ウンウン♪ 人にはそれぞれ合った場所があるんです。今までは合わない場所にいただけ。魚は陸で暮らせないし、ペンギンは赤道直下で暮らせません。それと同じこと」

花川「なるほど!」

ゆたた「全ては周波数なんです。なので自分に合った周波数帯域で暮らすのが一番なんです」

花川「周波数?!」

ゆたたは周波数測定器を花川にあてた。

ピッピ…

ゆたた「あなたの周波数はC#4578です」

花川「なんスか、それ?」

この「C#は奉仕系の周波数です。4578はその高さを表しています。これだけ高い数値なら幼稚園や、介護職や、動物のお世話をする仕事などが適職です」

花川「そうなんスか」

ゆたた「あなたの奉仕心でたくさん人や動物を助けてあげて下さい。あなたの助けを必要としている存在はまだまだたくさんいるのですから( ^^ )」

花川「(ง`▽´)งヨッシャァ!」




つづく…
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コメント

誰もが必要な存在

いつも更新楽しみにしています!

微生物の勉強をしてて気づいたのですが、
悪玉菌が悪さをするからといって
相手を悪者扱いして排除(除菌)しても
別の菌が悪さをするようになるそうです。

一番良いのは、菌の種類を増やし
それぞれ共存することで
悪玉菌は悪さをしなくなるそうです。

ゆたかさんがおっしゃっているように
この世はフラクタル構造だとすると
この法則は全てにおいて当てはまる
のではないでしょうか?

私自身、自分の親を悪玉菌扱いして
いなくなればと思っていましたが、
毒親は毒親で存在価値があり、
いろんな種類の人間の存在を認めて
排除せず共存する方向で進めていけば
毒にならないのかもしれませんね。

とはいえ、考え方も生き方も食べるものも
全然違う家族と一緒に住むことに限界を感じ
準備期間を経てやっと実家から出て行くことができました。
第二の誕生日です!

いつも気付きをいただき、
ありがとうございます。

Re: 誰もが必要な存在

こんにちは。
第二の誕生日おめでとう (*ノ´∀`)ノ+・。*☆

その微生物の法則は真理であり、真の解決策かも知れませんね。
菌の種類(個性、独自色)をたくさん増やして、それぞれ共存することが平和に繋がるのかも知れません。
共存とは合わない相手と仲良くすることではなくて、平和的に距離を置き、互いに干渉しないことですからね。
水と油のように比重に大きな差があると分離するのは自然の法則ですから。
人間もそれと同じで、たとえそれが肉親であろうとも合わないものは合わないのだから、離れることがお互いにとってベストだと思います。


面白い!

yutaka様楽しいお話ありがとうございます。周波数測定器があれば、進路指導もスムーズにいきそうですし、新たな発明も生まれ、良い世の中になりそうです。C#が奉仕系の周波数の他に何種類のタイプがありますか?

Re: 面白い!

奉仕系の他には、ハンター系、先駆者系、創造系、天才系、改革系、子羊系その他たくさんあります。
でも大きく分けると、プラスとマイナスの2種類しかありません。
プラスは創造する、生産する、与える、育てる、助ける、教えるなどの奉仕に喜びを感じるタイプ。
マイナスは競争、支配、搾取、所有、消費、破壊などを好むタイプ。
基本的には、このプラスとマイナスの2種類です。

C#は小説の中での設定としての単位なので、この部分は創作です。

いつも読んでいただきありがとうございます( ^^ )

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