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学園小説【3年B組ゆた八先生】第13話 進学でも就職でもない第三の進路

キーンコーンカーンコーン♬

ゆた八「さあ、今日も終わりだ。みんな、またマタ明日ッ~♪ ヾ(*' '*)」

生徒たち「先生さよなら〜」

「( 。•ᴗ• )੭⁾⁾バイバイ」

…………………………

キヨシ「先生… ちょっといいかな…」

ゆた八「どうした?」

キヨシ「ボク… 家出しようと思うんだ…」

ゆた八「何かあったのか?」

キヨシ「進路のことで親とモメちゃって…」

ゆた八「ふむ…」

キヨシ「ボク… 進学も就職もしたくないんだ…」

ゆた八「なるほど…」

キヨシ「ボクも先生みたいに自給自足しながら自由に暮らしたい」

ゆた八「そういうことか! それを親に言ったら反対されたということだろ?」

キヨシ「(๑•᎑•๑)ウン」

ゆた八「まあ、フツーは反対するわな(笑)」

キヨシ「親は高校や大学へ行って安定した仕事に就きなさいって言うんだ…」

ゆた八「フツーはそう言うだろうなぁ…」

キヨシ「でも自分の人生は自分で決めるものだと先生言ったよね?」

ゆた八「うむ」

キヨシ「だからボクは自給自足して暮らすことに決めたんだ」

ゆた八「自分自身で決めたのなら、オレはそれを尊重する」

キヨシ「やっぱり、先生は話が分かるね( ^^ )」

ゆた八「だが、自由に生きるのはラクじゃないぞ。むしろ進学して就職してフツーに生きる方が何倍もラクなのは事実だ。全ての責任を自分で背負う覚悟が必要だからな。つまり、自由と引き換えに失うものもたくさんある事を知っておいてほしい」

キヨシ「(,,• •,,)ウン 分かってる。別にラクがしたいわけではなくて、好きな道へ進みたいだけなんだ」

ゆた八「なるほど。どうやら甘い考えではないようだな」

キヨシ「以前に先生の家へ行った時に思ったんだ! ボクもこんな生活がしたいな〜って」

ゆた八「そうか( ^^ )」

キヨシ「自然の中でキレイな水や空気、そして自然の恵みをいただきながら自由に暮らしたいなと思ったんだ」

ゆた八「(o^-^)o ウンウン♪」

キヨシ「それで家を出て、先生の所で自給自足を学ぼうかなと」

ゆた八「自分で決めたのなら、オレは全面的に協力するぞ( ^^ )」

キヨシ「やった〜 ⁽⁽٩(◍˃̶ᗜ˂̶◍)۶⁾⁾」

ゆた八「来たい時にいつでもおいで」




ゆた八の家…

キヨシ「先生〜 来たよ」

ゆた八「よし! 部屋は50部屋あるから、どれでも好きなのを使ってくれ」

キヨシ「(๑•᎑•๑)ウン」

ゆた八「水は雨水タンクから水道へ供給されるようにしてあるから蛇口を捻れば出る。近くに渓流もあるから水に困ることはない」

キヨシ「ふむふむ」

ゆた八「風呂は一応は各部屋に一つずつあるが、すぐ近くに天然の温泉もあるから好きに使ってくれ」

キヨシ「天然の温泉は嬉しいね!」

ゆた八「うむ。あと電気はソーラー発電と風力発電で自給率100%以上あるから、これも遠慮なく使っていい」

キヨシ「(。・о・。)わお!」

ゆた八「キヨシは料理は出来る?」

キヨシ「出来ない」

ゆた八「じゃあ、しばらくの間はオレが作ってやる」

キヨシ「ありがとう!」

ゆた八「まあ、気兼ねなく寛いでくれ。ここは全てが自由だから」




翌日…

🐄モー

キヨシ「先生、おはよう」

ゆた八「おはよう」

キヨシ「何やってるの?」

ゆた八「牛の搾乳をしているんだよ。ミルクからはバターやチーズやヨーグルトなどが作れるからな」

キヨシ「ふむふむ」

ゆた八「よし、これだけあればいいだろう。次はこれを遠心分離機にかける。見ててみなキヨシ」

ブイーン…

ゆた八「すると、クリームと脱脂乳に分かれる」

キヨシ「ふむふむ」

ゆた八「このクリームを撹拌するとバターになる」

キヨシ「え?! これだけ?」

ゆた八「うむ。とっても簡単なんだよ」

キヨシ「(๑・o・๑)ヘェ!!! じゃあ残った脱脂乳の方は?」

ゆた八「そのまま飲めば牛乳。細菌で発酵させればチーズ。乳酸発酵させればヨーグルトになる」

キヨシ「なんか、ずいぶん簡単なんだね」

ゆた八「うむ。出来立てのバター食べてみな」

キヨシ「σ(´~`*)ムシャムシャ ん! 美味しい! 味も香りも、いつも食べてるバターと全然違う!」

ゆた八「これが出来立ての味さ。バターは酸化が早いから、本当は賞味期限30分くらいなんだよ。しかもウチの牛には果物や野菜を与えているから、味も最高なんだよ」

キヨシ「( ・⌓・ )ヘー」

ゆた八「ちょっと待っててな」

…………………………

ゆた八は冷蔵庫からチーズとヨーグルトを持ってきた。

ゆた八「次はこれを食べてみな。オレが作った手造りのチーズとヨーグルトだ」

キヨシ「( ˙༥˙ )モグモグ ん!? これも美味しい! 今までに食べたことの無い味だ! スーパーで売ってる物と全然違うんだね!」

ゆた八「うん。これが無添加で手造りの味なんだよ」

キヨシ「もうスーパーのなんて食べられなくなりそう」

ゆた八「スーパーのは大量生産品だから鮮度は落ちるし、製造過程で薬品を使うので味も風味も落ちる。そして添加物や保存料、その他で発がん性すらあるからなぁ…」

キヨシ「そなんダァ(。•o•。)」

ゆた八「これが経済優先社会の弊害なんだよ。鮮度、味、安全面よりも金を優先してしまうからな」




ゆた八「牛ってスゴイと思わないか? ほとんど草しか食べないのに、こんなにも美味しくて栄養価の高いものを作るんだから」

キヨシ「そうだよね〜 なんか牛を見る目が変わってきそう」

ゆた八「感謝の気持ちが湧いてくるだろ」

キヨシ「(o^-^)o ウンウン♪」

ゆた八「これが学校では学べない本物の勉強さ」

キヨシ「動物のスゴさと感謝を知る良い勉強になったよ」

ゆた八「あとは優しくブラッシングしながら感謝の気持ちを伝える。いつもありがとうね。美味しかったよ。ご馳走さまと」

キヨシ「なるほどね〜」

ゆた八「お礼に果物と野菜をあげよう」

キヨシ「ボクやりたい」

ゆた八「うむ。あげてみな」

キヨシ「さあ、お食べ」

🐄ムシャムシャ…

モー♡

キヨシ「なんか、喜んでるみたい( ^^ )」

ゆた八「これが共生というものさ。与え合うことで、お互いに感謝し合える関係になる。全てはバランスだから貰うだけでは、ただの搾取だからな」

キヨシ「共生か〜」

ゆた八「本来は人も動物も全てが互いに与え合って仲良く暮らせば、この世は楽園になるんだよ。これが本質さ。お金の問題でも、政治の問題でもない。 ましてや戦争なんて、何の必要性も無い」

キヨシ「なるほどね〜」

ゆた八「次はニワトリや羊やヤギとの共生も教えるからついてきて」

キヨシ「(๑•᎑•๑)ウン」




つづく…










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