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小説【異次元治療院 Dr.ゆたた】 第20話 地球人はルールに騙されている

可根かねないぞう「金が無い… 家賃も3ヶ月払ってない… 電気もガスも止められた… 食べる物も何も無い… 仕方ない… 今夜も水だけで我慢するか…」

可根は水道の蛇口をひねった。

キュッ…

可根「(;゚д゚)ェ… 出ない! クソ! とうとう水道まで止められたか…」

( -᷄ ω -᷅ )ふぅ…

何でこんなに苦しまなければならないのだ…

この社会は、金が無いヤツは生きていくことさえ許されないのかよ…

そうかい…

分かったよ…

死のう…

ボクが死んだって、誰も困らないし…

悲しむ人もいやしない…

生きていたって、ツライだけだ…

もう… 死んでラクになろう…

可根は赤木ヶ原樹海へと向かった。




樹海の入り口…

可根「遺書も書いた… ロープも用意した… あとは手頃な木を探すだけだな…」

ん? 何だこれ…

樹海の入り口には、1つの立て札があった。

その立て札には、こう書いてあった。

その命、30分だけ私に預けてみませんか? ゆたた治療院 TEL 1234-56-7890



可根「30分だけ命を預ける?」

まあ… どうせこっちは死ぬ身で急ぐ理由も無いから別にいいけど…

可根は書いてあった電話番号にかけてみた。

トゥルルル…

ゆたた「はい。 こちら、ゆたた治療院です」

可根「あの〜… 立て札を見てかけてみたんですけど…」

ゆたた「おお! では今からお迎えに行きますので、そこにいて下さい」

可根「はい…」

📱͙ ピッ…

可根「治療院ってことは医者かな?」

パッ! 

なんと! そこへ白衣を着た男が空間から現れた!

可根「ビクッ (º ロ º๑)!!」

ゆたた「あ… 驚かせてすまない(笑)」

可根「え?! なに今の! 空間から現れたように見えたけど」

ゆたた「ああ、単なるテレポートだよ」

可根「テ、テ、テレポート???」

ゆたた「待たせてはいけないと思ったから、テレポート装置を使ったのさ」

可根「何なの… この人… ちょっと怖い Σ( ̄[] ̄;)」

ゆたた「心配しなくてもいい。 怪しい者じゃないから」

可根「怪しすぎるんですけど…」

ゆたた「では行こう!」

可根「ど、どこへ?」

ゆたた「私の治療院さ」

可根「治療院?! ( ˊᵕˋ* )フッ」

可根は自殺する前に病院に行く自分がおかしく感じた。




ゆたた「さあ! 着いたよ」

可根「お邪魔しま〜す」

ゆたた「そこへ座って。 私に出来ることは何かあるかな?」

可根「え?! 出来ること? そうだなぁ… 死ぬ前にお腹いっぱい食べてみたい」

ゆたた「お安い御用さ。 何が食べたいの?」

可根「何でもいいんですか?」

ゆたた「うむ。 遠慮は要らない」

可根「じゃあ、お寿司」

ドン…

ゆたたは何かの装置を持ってきた。

可根「これは?」

ゆたた「これはレプリケーターさ。 登録してある物なら何でも出せる」

可根「え???」

ピポパ…

ゆたた「はい。お寿司、お待ちどう」

🍣🍣🍣🍣🍣🍣

可根「え?! 一瞬で寿司が出てきた!」 

ゆたた「さあ、たくさん食べてくれ」

可根 「いただきます σ(´~`*)ムシャムシャ 美味しい♪」

,、° ‹ ,、° ‹ (๑´ㅂ`๑) ŧ ‹" ŧ ‹"

可根はお腹が空いていたのか、あっという間にたいらげてしまった。

ゆたた「満足したかい?」

可根「はい。 その装置は何でも出てくるんですか?」

ゆたた「ああ」  

可根「もしかして… お金も?」

ゆたた「もちろん」

可根「じゃあ家賃3ヶ月分払ってから死にたい。 大家さんに悪いから…」

ピポパ…

💴💴💴💴💴

ゆたたは500万円出した。

ゆたた「それで足りるかい?」

可根「Σ(´⊙ω⊙`) 充分です! 貰ってもいいんですか?!」

ゆたた「もちろんさ」

可根は考えていた…

これでもう死ぬ理由は無くなった。




可根「先生… ボクはお金が無くて死ぬ気でいたんです…」

ゆたた「ふむ…」

可根「ボクの能力じゃ、どんなに頑張っても生きるのがやっとで…」

ゆたた「それは違うよ。 生きる権利さえ保証されていないこの星が間違っているの。 悪いのは君じゃない」

可根「え?!」

ゆたた「我々宇宙人の世界では、全ての人に受け取りきれないほどの豊かさと、完全なる自由と尊厳が保証されている。 誰一人ひもじい思いをさせないためにね。 おかしいのは地球の方なんだよ。 だから自分を責めなくていい」

可根「え?! あなたは宇宙人だったのですか?!」

ゆたたはコクリと頷いた。

ゆたた「地球はコイン集めゲームの能力だけが問われる世界です。 それが低いと生きることさえ困難な異常な世界なんです」 

可根「はあ…」

ゆたた「そのために死ぬ必要の無い人が、毎日のように自ら命を断っているのです… 金というおかしなシステムのせいでね…」

可根「でも… ボクもお金持ちになりたい…」

ゆたた「そうか… ではお金の洗脳を解いてあげよう。 あなたの得意なものは何ですか?」

可根「得意なもの? え〜と… 将棋かな」

ゆたた「では診察室へどうぞ」

ガチャリ… 

可根「これは?」

ゆたた「将棋の能力だけが問われる仮想世界を用意しました」

可根「え?!」

ゆたた「ここでしばらく暮らしてみて下さい」




3ヶ月後…

可根は将棋の天才児と呼ばれ、富も名声も手に入れていた。

可根「ヒャッホー( ^^ ) ここは天国だぜ!」

ゆたた「どうですか? この世界は?」

可根「あ! 先生! お陰さまで毎日が幸せです」

ゆたた「そうですか… ではちょっと私とある場所まで付き合って下さい」

可根「はい…」  

…………………………

ゆたたは、貧しい人々が暮らす貧民街へ連れてきた。

ゆたた「見て下さい。 ここは将棋の能力が低くてひもじい暮らしてをしている人たちの住む街です」

可根「………」 

ゆたた「安アパートの家賃さえ払えなくて追い出された人もいるほとです。 他にも電気やガスや水道を止められてしまった人もいます…」

可根「なんてことだ…」

ゆたた「もう1カ所付き合って下さい」 
 
可根「はい…」

…………………………  

ゆたた「着きました」

可根「ここは?」

ゆたた「ここは、とある自殺の名所です… 将棋の能力が低くて、生きることさえ困難になり死を選ぶ人が訪れる場所です…」

可根「うぅ… とても人ごととは思えない… (>_<。)💦」  

ゆたた「あなたにとっては天国でも、人によっては地獄なんです。 将棋の能力が低いという理由だけでね…」




ゆたた「次はこちらの仮想世界を体験して下さい」

可根「ここは?」

ゆたた「ここはオセロの能力だけが問われる世界です」

可根「オセロはあんまり得意ではないけど…」

…………………………

3ヶ月後…

可根「あ〜あ… オセロでは活躍出来ないな… これでは人並みの生活しか出来やしない… ここはボクには合わないや」

…………………………

ゆたた「いかがですか?」

可根「あ! 先生! ここでは、ボクは普通のレベルみたいで…」

ゆたた「ふむ… でもこの世界にも貧しい暮らしをしている人もたくさんいるし、自殺してしまう人もいるのです」

可根「はい…」

ゆたた「他にもどんな設定の世界でも可能ですよ。 チェスでも囲碁でもテレビゲームでもその他でもね」

可根「先生のおっしゃりたいことが分かりました。 設定が変われば、社会の評価も変わるということですね?」

ゆたた「その通りです。 地球はコイン集めの能力だけが問われる世界にすぎないのです。 だから、それが得意な人が有利な社会というだけです。 成功者が人間的に凄いわけでも、偉いわけでも、善良なわけでもないのです」

可根「なるほど!」

ゆたた「逆にコイン集めが苦手な人が人間的に劣るわけでもありません。 だから劣等感を感じる必要など無いのです。 ただ不利な設定の社会に住んでいるだけなのだから」

可根「よく分かりました」

ゆたた「今体験したように、もしも社会の設定が変われば、成功者と言われる人の顔ぶれがガラリと変わるわけです」

可根「はい。今ならよく分かります」

ゆたた「でも… 例えどんな設定にしようとも貧しい人も、自殺してしまう人もいます。 なぜだと思いますか?」

可根「え〜と…」

ゆたた「それは競争をしているからです」

可根「なるほど! 競争が原因だったのですね!」




ゆたた「では、もう一度ドアを開けてみて下さい」

ガチャリ…

可根「ここは?」

ゆたた「ここは宇宙の楽園と呼ばれているプレアデスです」

可根「宇宙の楽園?!」  

ゆたた「ついてきて。 紹介したい人がいるんだ」

…………………………

ゆたた「やあ! プリン」

プリン「あら、Dr.ゆたた。 出る小説が違くない?」

ゆたた「固いことを言うな(笑) この人にプレアデスを教えてあげてほしいんだ」

プリン「分かったわ」

可根「はじめまして。 可根といいます」

プリン「プレアデスへようこそ 可根さん( ^^ )」

可根「ここは、どんな能力が問われるんですか?」

プリン「どんな能力も問われないわ。 能力に関係なく、全ての人に無条件の愛が与えられる世界だからね」

可根「無条件の愛?」

ゆたた「愛のある所に競争は存在しない。 愛と競争は同時に存在出来ないからね」

可根「はあ…」

プリン「ここでは競争も比較も無いし、貨幣も序列も労働も義務も法律も無いから、愛が存在出来るの。 愛から遠いものは作らないからね」

可根「愛から遠いもの…」

ゆたた「分かったかい? 地球は愛から遠いものをたくさん作ってしまったんだよ。 だから不幸や苦しみが無くなることがないんだ」

可根「そうだったのですか…」

ゆたた「地球の支配者がコイン集め競争の世界を作ったのです。 最初に自分たちがコインの8割以上を独占した状態でね。 そして残りの2割を大衆が競争して奪い合っているのです」

可根「え?! そんなの不公平だ!」

ゆたた「そしてその他にも、いくらでもお金を刷れる権利を持っています。 つまり支配者は最初から勝者の決まっているズルをして騙しているのです」

可根「なんだって!」

ゆたた「だからお金の無い人が悪いわけではないし、人間的に劣っているわけでもないのです。 貧困は自己責任ではないし、自分を責める必要も無いし、ましてや自殺する理由など全く無いのです」

可根「なるほど! 事情を知れば、その通りですよね。 最初からそんな理不尽なルールの中で生きていたとは…」

ゆたた「やっと伝わったか( ^^ ) ちなみに作者のリアルでの啓蒙活動で、これを理解出来た人は1人もいないそうだ」

プリン「地球しか知らない人は、騙されていることに気付かないからね」

可根「たしかに… 地球のシステムを疑うことも無く生きていました…」

ゆたた「それが大部分の人なんだよ。 だから何も変わりはしないんだ… 今日もどこかで自ら命を断つ人がいる… 明日も明後日もね…」

可根「クスン… ( ඉ_ඉ )」

プリン「私たちの世界では、みんなが幸せに暮らせるシステムを考えたの。 みんながお腹いっぱい食べられて、みんなが安心して暮らせるようにね。 1人ひとりが大切な兄弟姉妹だから。 本当は誰もが宇宙に1つの宝物なのよ」  

可根「宝物… こんなボクでも?」 

プリン「もちろんよ。 あなたも私たちプレアデスの民にとって大切な兄弟の1人よ。 私たちは全ての存在に幸せになって
ほしいの」

可根「(๑o̴̶̷̥᷅﹏o̴̶̷̥᷅๑)ウルウル」

ゆたた「ここでは誰一人貧困に苦しむ人はいないし、誰一人飢える人もいない。 全ての人に無条件の愛が保証されているからね」

可根「愛というものが何なのか少し分かった気がします」

ゆたた「だが… 地球人は競争をやめようとはしない… 学校、受験、出世争い、見栄の張り合い、マウントの取り合い… その他遊びやスポーツの世界まで競争だらけだ… 五輪なんてその最たるものだろ?」

可根「たしかにそうですね…」

ゆたた「選挙も競争だし、企業や国家も国際競争などと言っている… その結果、戦争という最悪の競争になってしまうこともあるんだよ…」

可根「それらはどれも競争が生み出しているんですね?」

ゆたた「うむ… 平和で豊かな世界にしたければ、競争をやめることだ。 それには愛を理解すること。 愛とは全てを1つとして見る普遍的な視点のことさ」

可根「だから、ここに連れてきてくれたんですね?」

ゆたた「うん。 競争の無い世界を知らない限り、競争をやめようとはしないからね」

可根「ボクは今日から競争をやめるよ! そして競争することの間違いを人にもお伝えしようと思います」

プリン「(o^-^)o ウンウン♪ あなたの行動が愛に基づくものなら、理解者はきっと現れるわ。 愛のある行動は、人の心を動かすからね♡」

ゆたた「覚えておいて。 愛を基にした行動をする時、宇宙から全面的にバックアップされる法則をね。 だから自信を持っていい。 愛は宇宙最強のエネルギーだから」

可根「はい( ^^ )」




つづく…

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