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小説【異次元治療院 Dr.ゆたた】 第23話 主張の違いは感覚の違いから生じる

ガヤガヤ…

ザワザワ…

ゆたた「ん?! 何やら待合室が騒がしいな…」

ガチャリ…

ゆたた「どうしました?」

鈍山鈍三「あ! 先生。 聞いて下さい。 この人が私を侮辱するんです!」

鋭田敏一「侮辱してるわけではなくて、この人の服の柔軟剤のニオイがクサいと言ってるだけです」

鈍山「柔軟剤のニオイくらいで文句を言うなんて失礼だ!」

鋭田「柔軟剤は香害です! 抗議をするのは当然のことです!」

ゆたた「なるほど… ではお二人とも診察室へどうぞ」

…………………………

ガチャリ…

ゆたたは何かの杖らしき物を持ってきた。

ゆたた「これは感覚のオン・オフをする装置です」

鈍山/鋭田「感覚の?」

ゆたた「はい。 まずは鈍山さんの嗅覚を鋭山さんと同じレベルにします」

ポチッ…

鈍山「ん?! なんだこれは! クンクン… クサい… 自分の服の柔軟剤が、こんなにクサかったとは…」

鋭田「ほらね! だから言ったでしょ!」

鈍山「申し訳ないm(_ _)m 私が悪かった…」

…………………………

ゆたた「では次に鋭田さんの嗅覚を鈍山さんと同じレベルにします」

ポチッ…

鋭田「ん?! ニオイが消えた… クンクン… 何も匂わない… どういうこと?」

ゆたた「これが鈍山さんの感覚なのです」

鋭田「なるほど! これでは柔軟剤のニオイに気付かないわけだ…」

ゆたた「これでお分かりだと思いますが、人それぞれに感覚が違います。 この感覚によってクサイ・クサくないの基準が変わるのです」

鈍山/鋭田「そういうコトだったんですね!」

ゆたた「どちらも間違っているわけではないのです。 いやそれどころか、どちらの主張も正しいのです。 ただ相手の感覚を理解していなかっただけなのです。 地球での争いの多くは、この互いの感覚の違いを理解しないことが主な原因なのです」




鈍山「そういえば… ウチの母のテレビの音量がうるさくて文句を言っても全然聞かないんです。 原因はこれと同じことなのですね?」

ゆたた「はい。 鈍山さんは、お母さまよりも聴覚が鋭敏なのでしょうね」

鈍山「なるほどぉ… よく分かりました」

…………………………

鋭田「先ほどは事情も知らずに失礼なことを言って申し訳ありませんでしたm(_ _)m」

鈍山「こちらこそ、自分の無神経さからご迷惑をお掛けして申し訳ありませんm(_ _)m」

ゆたた「(o^-^)o ウンウン♪ 互いの感覚を理解し合えば、全ての人と和解出来るのです。 その時、その世界から争いというものは永遠に消滅するのです」




ゆたた「次の方どうぞ〜」

ガチャリ…

スピ山スピ子「私はスピリチュアル講師をしております。 でもyutakaという悪者が、私を誹謗中傷するのです!」

ゆたた「yutaka?! どこかで聞いた名前だな… で、どんな内容なのですか?」

スピ山「困っている人や、苦しんでいる人は放っておけばいいのです。 こっちまでネガティブな波動に巻き込まれて迷惑するからね。 それを講演や書籍で伝えると、yutakaはイチャモンをつけるのです ヽ(`Д´)ノプンプン」

ゆたた「ふむ…」

スピ山「困っている人や苦しんでいる人は、その体験を選んでいるのだから、手出しは無用なんです!」

ゆたた「なるほど… よくいるスピ講師と同じ主張ですね…」

スピ山「でしょ? 私が言ってることは多くのスピリチュアリストの主張と同じなんです。 だからこれが絶対に正しいのです!」

ゆたた「ふむ… では今からあなたの愛をオンにします」

ポチッ…

スピ山「✨✨✨ (❃•̤ॢᗜ•̤ॢ)✲*。ワァ〜♥︎ 何この感覚??? 全てが愛おしく感じるわ。 いったい何が起きたの?」

ゆたた「愛に目覚めると、こうなるのです」

スピ山「愛? これが愛なの?」

ゆたた「はい。 愛に目覚めると、全てが自分で、全てが1つだと体感で悟るのです。 愛は全ての境界線を消し去るからね」

スピ山「(o^-^)o ウンウン♪ 全てが繋がって見えます。 人も動物も植物も自然も、何もかもが♡」

ゆたた「個の意識が消えて、全体と和合したはずです。 そして神の意味も分かったと思います」

スピ山「はい。 全てが神の一部分だったのですね。 みんなで1つの大きな存在だったんだ♡ ああ幸せ〜❀(*´▽`*)❀」

ゆたた「はい。 この愛が目覚めれば、困っている人や苦しんでいる人を放っておけなくなります。 理屈ではなくて、体が動いてしまうからね」

スピ山「はい。 今なら分かります( ^^ )」

ゆたた「誰かの苦しみは自分の苦しみなのです。 誰かの悲しみは自分の悲しみなのです。 全てが自分だからね」

スピ山「はい。 よく分かります」

ゆたた「でも単に苦難を解決してあげるのではなくて、相手のためになるように救わなくてはなりません」

スピ山「え?!」

ゆたた「でないと、その人は苦難の度に誰かの救助を必要とする人になってしまうからです」 

スピ山「なるほど! 自力で解決出来るようにしてあげることが本当の救済なのね?」

ゆたた「その通りです。 ジャイアンにイジメられる度にドラえもんに依存してばかりでは何の解決にもなりません。 自分自身で解決出来るようにしてあげることが責任のある救済なのです」

スピ山「なるほど! ただ助ければいいというわけではないのですね」

ゆたた「はい。 そんな単純な話ではないのです。 相手のことを充分に理解し、充分に熟考して、最善、最良、最適な救済をしてあげることです」

スピ山「なんか私… 何も分かってなかったのですね… 自分のことしか考えてなかったんだ…」

ゆたた「愛に目覚めるまでは、他者を道具としてしか見ません。 自分にとって得になるかどうかで人を選別や取捨選択をします」

スピ山「たしかにそうですね。 困っている人を助けるのは損しかないし、関わって自分がそのネガティブな波動に巻き込まれるのも嫌でした」

ゆたた「つまり愛に目覚めるまでは、自分の損得勘定だけの判断なのです。 スピ講師が言ってることはコレ! それは愛ではなくて、ただのエゴ!」

スピ山「はい… やっと意味が分かりました… 私は… こんな自分勝手なエゴスピをお金を取って広めていたのですね… 叱られて当然だわ…」

ゆたた「あなたのように著名で影響力のある人が言うと、それを多くの人が正しいと勘違いしてしまいます。 これは誤誘導なので、yutakaという人は、それを防いでいるのかも知れませんね」

スピ山「はい… 悪者は私の方だったんですね…」

ゆたた「悪者ではなくて、気付いていなかっただけです。 人それぞれに愛の覚醒度に差があるので、これが主張の違いになるのです」

スピ「なるほど! そういうコトだったんだぁ…」

ゆたた「ではスイッチを切ります」

ポチッ…

スピ「あぁ… 繋がりが消えていく… みんなバラバラになっていく… あぁ… また自分の損得だけになってしまう…」

ゆたた「愛が消えると、残るのはエゴだけになります。 それが今の状態です。 これはあなただけでなく、多くの人がその状態で生きているのです。 だからこの星は何も変わらないのです。 エゴだけで生きているからね…」

スピ山「でも… 何でこんなコトに?」

ゆたた「理由はたくさんあります。 まず1つ目はワクチン」

スピ「ワクチンて、コロナワクチンのことですか?」

ゆたた「いえ、それ以前の問題です。 日本は1歳半になるまでに合計23回もワクチンを打たれます。 予防接種と称してね… でも本当は、このワクチンには繊細な感受性、特に愛をマヒさせる効果があるのです」

スピ山「何ですって!」

ゆたた「更に食品添加物、電磁波、放射能などで感受性をマヒさせられているのです」

スピ「そんなコトが…」

ゆたた「それだけではありません… その他にも野蛮で残酷なアニメやゲームで理性をマヒさせられ、テレビや映画などの娯楽も同じ理由で仕組まれているのです。 近年はそれプラスSNSで更に愛から遠ざかるようにされています」

スピ山「………」

ゆたた「つまり、何から何まで仕組まれているのです… 気付いている人は少ないけどね…」

スピ「言われてみれば… 近年はネガティブなものが増えましたよね。 テレビのニュースも嫌な事件ばかりだし…」

ゆたた「はい… それがイヤでフワフワのポジティブに逃げ込んでしまう人もいるのです。 それがあなた方のようなスピ界隈の人たち」

スピ山「はい…」

ゆたた「そして巻き込まれたくないという理由で、困っている人は放っておけという教えを広めて自己正当化をしているのです…」

スピ山「はい… その通りです… 他人なんて、正直どうでもいいと思っていました…」

ゆたた「これはエゴ以外のナニモノでもありません。 自分たちだけ逃げ出しているのだから」

スピ山「おっしゃる通りです…」

ゆたた「そして罪悪感なんて捨てなさいなどと言って、更に自己正当化を強めてさえおります」

スピ山「はい… ホントその通りです… 後ろめたさを無くすために、そんなコトを言っていました…」

ゆたた「つまり、ただの身勝手な臆病者なのです。 でも愛のある人には恐れはありません。 なぜなら愛と恐れは同時に存在出来ないからね。 だから愛のある人は 逃げずに現在起きていることに真っ向から向き合い、全てを救うべく活動をしているのです。 これでエゴと愛の違いが分かったのではありませんか?」

スピ山「はい。 本当に愛のある人は逃げずに、利他愛や慈愛のある行動をするのですね?」

ゆたた「はい。 火事になったら家族みんなを一人残らず全員救助しますよね? 自分だけ逃げ出して罪悪感なんて捨てなさいなどと言う人は、人としてどうかしています。 今起きていることは、人類全体にとって火事以上の大惨事なのです。 救助にあたるのは当然のことです」

スピ「はい… 全くもってその通りです…」

ゆたた「愛のある人にとっては、地球は1つの家なんです。 そこに住む全ての住人は大切な家族なのです」

スピ山「はい。 今なら私にも分かります」

ゆたた「スイッチを切っても、それが分かるあなたはすでに愛を理解しています。 どうかその愛を広めていって下さい」

スピ山「はい♡ そういえば… 菩薩がそうらしいです。 本当はもう人間としての修行を全て終えていて極楽浄土に行けるのに、自ら人間界に残って全ての存在を救おうと献身しているのだそうです」

ゆたた「なるほど。 宗教のことはよく分かりませんが、それは本物の愛ですね。 そもそも… 自分だけ極楽浄土に逃げ込もうとするようでは、菩薩クラスにはなれなかったでしょうしね。 真の愛は誰一人見捨てないし、誰一人切り捨てないし、誰一人見放さないし、誰一人置いてきぼりにしないからね。 最後の1人を救うまで献身的に救済活動をするだけです」




つづく…
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Re: おはようございます♪

おはようございます( ^^ )

たしかに救済を求めている人を迂闊に助けるとヒドイ目に遭うこともありますよね。
一度助けると、二度目、三度目と要求がエスカレートしていって、こちらが応じられなくなると「薄情者!」と言われて逆恨みされたことが私は何度かあります。
また困っているフリをしてウソの理由でお金を何度も借りに来る人もいました。
でもそういう人たちからは善意のある人が離れていくので、結局は本人が損をするんですよね。
でもどんな目に遭っても自分は変わらずに善意を持ち続けることが大切だと思います。
そして救済をしているうちに自分自身が救済の仕方を学ぶことが出来ました。
それ以来、お金や物以外での救済をするようにしております。

物乞いさんの件ですが、たしかに観光地にいる物乞いは職業でやっているからお金をあげる必要は無いと私も聞いたことがあります。
わざと汚い服やボロボロの服を着て騙している人もいるそうです。
そういう人の場合は、むしろ与えないことが相手のためになると思います。
ちゃんとした職業に就いて自分で生きられるようになってほしいからね。

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