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学園小説【3年B組ゆた八先生】第17話 ゆた八白熱教室

キーンコーンカーンコーン♫

ガラガラ…

ゆた八「みんなお早う」

生徒たち「先生お早う」

ゆた八「今日は君たちの頭を大幅にパワーアップさせるための授業をします」

生徒たち「大幅にパワーアップさせる? そんな方法あるの?」

ゆた八「ある。 その方法は自分の頭で考えることだ。 頭は使わない限り、成長しないからな」

生徒たち「そんなの当たり前じゃん」

ゆた八「本当に当たり前か? 自分の頭で考える人なんて見たことがあるか? オレは今までの人生で僅かしか見たことがない。 大半の人は他人の受け売りを暗記しているだけだった」

生徒たち「。。。o(゚^ ゚)ウーン」

ゆた八「ハーバード白熱教室って番組を知っているかい?」

生徒たち「知ってる」

ゆた八「テレビを観ない作者だが、その番組は好きだったんだ。 なぜなら自分の頭で考える人たちによる討論会だったからだ」

生徒たち「フムフム…」

ゆた八「テレビなんて洗脳やプロパガンダばかりでウンザリするが、あの番組は質が高くて面白かったんだよ」

生徒たち「そなんダァ(。•o•。)」

ゆた八「今日はその番組を再現してみようと思う。 まずはお題を1つ決めて、それについて議論を交わすんだ」

生徒たち「お題は何?」

ゆた八「何がいい? 君たちが決めてごらん」

生徒「う〜ん…」

ゆた八「何か疑問を感じることはないかい? 社会や政治や学校やテレビや娯楽やその他何でもいい」

美奈子「はい (˙-˙)/」

ゆた八「はい美奈子」

美奈子「前々から思っていたんだけど… なぜ正義のヒーローは暴力をふるってもいいの?」

ゆた八「おお! そこに気付いたのは素晴らしい! 本当の正義が暴力をふるうわけがないもんな。 テレビに出るのはニセのヒーローだけだからな。 でも自分の頭で考えない人や、常識を疑う感受性の無い人は何の疑問も感じない。 正義役のやることは何でも正しいと思っているからな」

美奈子「思考停止の人は肩書きだけで善悪を判断するものね」

ゆた八「純粋に行動だけを見れば分かるのにな… 誰がやろうとも悪いことは悪いし、良いことは良いんだから。 でもリアルでもネット上でも専門家の言うことは全て正しい。 与党のやることは全て正しい。 テレビで言うことは全て正しい。 学校の教科書は全て正しい。 教祖の言うことは全て正しい。 高次元からのチャネリングメッセージは全て正しい。 こんな人が多いもんな… 主語だけで善悪や正誤を判断してしまうおバカさんたち」




生徒A「でも… 悪をのさばらせておいたら、善良な人たちが犠牲になってしまうよ。 止めるための多少の暴力はやむをえないんじゃ…」

ゆた八「おお! その意見も素晴らしい!」

生徒A「正当防衛や緊急避難として法律上でも認められているし、現行犯なら民間人にも逮捕権があるしね」

ゆた八「その通りだ。 とても現実的に考えていて見事な意見だ!」

生徒B「それは分かるけど… やっぱり暴力はいけないんじゃ… 正義のヒーローは暴力どころか悪役を殺害してしまうんだし…」

ゆた八「うんうん。 その意見も、ごもっともだな」

美奈子「先生! ホメてばかりいるけど、いったいどの意見が正解なんですか?」

ゆた八「正解なんて無いよ。 あるとすれば、善意や良心を基にして自分の頭でジックリと真剣に考えて出した意見は全てその人にとっての正解だ」

美奈子「そなんダァ(。•o•。)」

ゆた八「だって、これが個性であり、自主性であり、独自性だからだ。 これを光と呼ぶんだよ。 闇は思考停止で他人の信者になるだけだろ?」

美奈子「うんうん」

ゆた八「そして… それと違う意見は全否定するだけ。 みんなと違うから、○○さんの言うことと違うから。 思考停止はたったこれだけで否定するんだよ。 自分の意見は何も無いくせにな。 これが宗教をはじめ、何かの信者がやっていること。 自称正義グループや、自称ライトワーカーグループとかね」

美奈子「たしかに… よく見かける場面よね」

ゆた八「知ってるか? 文化庁によると、日本には宗教の信者が1億8000万人もいるそうだ」

美奈子「え?! それはないんじゃない? だって日本の人口は1億2000万人しかいないんだし」

ゆた八「それがな… 1人で複数の団体に入信している人も多いそうだ。 それで人口を大きく上回ってしまうんだってさ」

美奈子「そうなんだぁ」

ゆた八「それだけ思考停止の他人の信者が多いということだ。 全く… 情けない連中だな」

生徒たち「大人になってまで、自分で考えることが出来ずに他人の信者になって教祖や教団に導いてもらうなんて… 本当に大人なの?」

ゆた八「これが暗記型学習の弊害なんだよ。 だから他人の信者や、奴隷脳や、マスク羊だらけになってしまう」




ゆた八「では、引き続き議論を続けてくれ」

菅野良子「はい! (=゚ω゚)ノ 私は悪を殺して解決するなんて野蛮な方法では、根本的な解決にはならないと思います」

ゆた八「おお!」

菅野「だって悪には悪なりの事情や理由があるかも知れないじゃない。 まずはそれを理解しようとするのが先なんじゃない?」

ゆた八「なんて素晴らしいんだ!」

菅野「それに… たとえ今は悪でも、その人の成長や改心の機会も与えずに殺害するなんて、本当に正義やヒーローのやる事なの?」

ゆたか「さすが菅野だ! それが愛のある意見だよな」

菅野「信じ続け、待ち続け、許し続け、教え続けるのが愛のある人だとゆたかブログに書いてあったの」

ゆた八「なんだ、パクリか(笑)」

菅野「でも私はそれを読んで心底納得したの。 これが愛なんだなって。 パクリと言われればその通りかも知れないけど、自分が納得したものなら、それが自分の意見でもあるんじゃない?」

ゆた八「それもごもっともだな。 自分が心底納得したものなら、それはパクリでも、他人の信者でもない。 れっきとした自分の意見だよ」

生徒C「でもそれじゃ… 被害者の気持ちはどうなるの? 大切な人を無惨に殺された遺族の人の前でも同じことを言える?」

菅野「う〜ん…」

ワイワイ…  

ガヤガヤ…

その後も生徒たちの白熱した議論は続いていた。

ゆた八は、その様子を嬉しそうに眺めていた。

( ..◜◡◝.. )

ゆた八「これなんだよ。 これこそが光なのだ。 闇の授業は教師の言うことや教科書を暗記させ、均一化したタイ焼きロボットにしてしまうだけだ」

そんなものは勉強でもなければ、教育でもない。

教育とは、その子の個性や自主性を伸ばしてあげ、そして自信を付けさせてあげることだ。

自信が無いから他人の信者になってしまうのだ。

本当の師がしてあげることは、自信を持って独りでも生きていけるようにしてあげることだ。

人生の試練を自力で乗り越えていけるようにしてあげることだ。

そしてシッカリとした自分の意見を持ち、それをハッキリと表明し、たとえ独りでもノーと言える人が増えれば、いつかこの支配は終わるのだ。

支配されるのは、思考停止で右へならえのイエスマンや保身層だらけなのが一番の原因なのだから。

オレに出来るのは、こういう子たちを1人でも多く増やすことだ。

そして均一化しようとするバカな大人たちの盾になり、守ってあげることだ。

光を潰されてたまるか!

せっかく芽生えたわずかな光を、消されてなるものか!




つづく…

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コメント

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Re: タイトルなし

私もあの番組からそれを感じました。
あれでは自分の無い人は流されてしまいます。
なので小説では自分独自の意見のみを生徒たちが発言する内容にしました。
オンリーワンの意見をね。

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