小説【ゲームとリンクした世界】第1話 次元の壁を無くすお店 2.5次元屋

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ドラ山 クエ太郎「フ〜ム…🤔 どうしよう… ビアンカとフローラのどっちと結婚するかなぁ… ビアンカはムダにMP使いやがるし、フローラはベホイミ以外は無能だしなぁ… ウ〜ム… 迷うぜ…」

トントン!

ガチャリ!🚪

母「クエ太郎! またゲームばかりやってる! アンタもう30歳でしょ! 少しは働きなさいよ! ٩( ・o・˘)」

クエ太郎「働いてるよ! 今日だけで5000ゴールドも稼いだんだぞ! 専業主婦の母さんより、ボクの方がよっぽど稼いでる!」

母「それはゲームの中の話でしょ! 現実は何もしてないじゃない!」

クエ太郎「何もしてないだと?! 17時間ブッ通しで頑張ってるのに! それはあんまりだ!」

母「それが何になるのよ!」

クエ太郎「普通の人は、だいたい8時間労働だろ? ボクはその2倍以上も働いてる。 絶対ボクの方が働きモノだ!」

母「どんな理屈よ…w」

クエ太郎「母さんにはボクの苦労が分かってない! レヌール城でお化け退治をして、妖精の国で氷の女王を倒して、その後パパスを殺された上に奴隷生活だ。 やっと抜け出して今自由になれたというのに!」

母「だから、それは全部ゲームの中の話でしょ! とにかく働くまでゲーム禁止! (๑`•᎔•๑)σメッ!!」




クエ太郎「クソ… 屁理屈をコネて上手く丸め込もうとしたが失敗だったか…w」

父さんには通じたのに、やはり母さんは手強いな…

我が家のラスボスは母さんだからなぁ…

だけど、ボクは思うんだ。

ゲームと現実って、いったい何が違うというのか。

画面の外と中の違いしかないではないか…

どっちで生きようと、本人の自由じゃないか。

結局、基準は『カネ』なんだろ…

以前… デイトレードで100億円を稼いだ人をテレビで観たことがある。

その人はパソコンの前で1日中座ってるだけだった。

やってる事は、ボクと大して変わらないじゃないか。

違いはカネを稼ぐか否かだけ…

そんなのおかしいよ…




ゲーム禁止令が出されて1週間が過ぎた…

クエ太郎「う〜 退屈だ… テレビはつまらん… 漫画は読み飽きた… カネが無いから遊びに行くことも出来ない… やっぱりゲームしかないか…」

クエ太郎は母に直談判をすることにした。

クエ太郎「母さん。 ゲーム返して… |•́ - •̀。)…」

母「働くまでダメ!」

クエ太郎「働きたくても、このご時世じゃ、すぐに就職先なんて見つかるわけがないじゃないか」

母「それなら、せめて面接くらい受けなさいよ。 とにかく働く意思だけでも見せてほしいの」

クエ太郎「分かったよ… じゃあ履歴書を買ってくるからお金ちょうだい」

母「うん。 ガサガサ… あれ? 細かいの無いわ。 仕方ない。 じゃあ10000円札を渡すから、お釣りはちゃんと持ってくるのよ💴」

クエ太郎「おお! 諭吉のツラを見るのは久しぶりだなぁ。 こんな顔してたっけ? しばらく見ないうちに、少し老けたんじゃないか?」

母「そんなわけ無いでしょ…w」

クエ太郎「じゃあ行ってきま〜す」

テクテク........."8-(o・_・)o

クエ太郎「しかし… 人間ってアホだよな…」

こんなモノのために働き、こんなモノを集めた人がエラくて、集められない人が低く見られるなんて…

くだらない…

くだらな過ぎてヘドが出るぜ… (°᷄൧°᷅ )けっ

テクテク........."8-(o・_・)o

🏚️

クエ太郎「あれ? ここはコンビニだったはずだけど… ツブレて今は別の店になったのか?」

看板には『2.5次元屋』と書いてあった。

クエ太郎「2.5次元屋?! なんだソレ」

看板だけでは何屋か分からないな。

よし、覗いてみるか。

🚪ガチャリ…

見ると、商品らしきモノは何も無かった。

クエ太郎「何も無い… ここお店じゃないのか?」

すると、1人の老人が声を掛けてきた。

店主「いらっしゃい…」

クエ太郎「あの… ここは何屋なんですか?」

店主「ここは2.5次元屋じゃよ」

クエ太郎「何を売ってるんですか?」

店主「何も売ってないよ… ここは現実と2次元の世界を繋げるお店なのじゃ」

クエ太郎「ん?(゚Д。) ちょっと何を言ってるか分からない…」

店主「君は思ったことはないか? ゲーム内で稼いだお金を、現実のお金に換金出来たらいいなと」

クエ太郎「あるある! てか、いつもそう思ってる! (๑˃ ᗜ ˂)۶」

店主「そうじゃろ? この店は、それを叶える所なのじゃよ」

クエ太郎「え?! ホントに?!」

店主「うむ…」

クエ太郎「じゃあ、たとえばボクがドラクエで10000ゴールドを稼いだら、ここで換金してくれるってこと?」

店主「その通りじゃ」

クエ太郎「おお! これは夢みたいだ! でも… 換金率は低いんでしょ?」

店主「等価交換じゃ」

クエ太郎「等価交換?! マジで?! じゃあ10000ゴールドを10000円に変えてくれるということ?」

店主「その通りじゃ」

クエ太郎「゚+。:.゚おぉ(*゚O゚ *)ぉぉ゚.:。+゚! それなら、毎日ゲームをして暮らせるじゃん!」

店主「そういう事じゃな フォッフォッフォッ…」

クエ太郎「よし! それならたくさん稼いでやるぜ。 ٩(ˊᗜˋ*)و♬*゜」

店主「気に入ったかね?」

クエ太郎「もちろんだよ ٩(ᐢꇴᐢ)۶」

店主「ではこの申込書にサインをしたまえ」

クエ太郎「φ(・ω・ )カキカキ」

店主「ではこれで会員登録は終わりじゃ」

クエ太郎「じゃあ早速帰って稼いできま〜す♪」

🚪ガチャリ…  

店主「あ… まだ説明が終わってないのに… せっかちなヤツじゃ… まあいいか… どうせやれば分かることじゃし…」




ε=ε=٩(๑・∀・)۶ワーイ♪

クエ太郎は、大急ぎで家に帰った。

クエ太郎「ε=ε=ε=(ノ≧∀)ノ タダイマァ♪ 母さん。 お金返す。 ボク仕事決まったから」

母「え?!」

クエ太郎「たくさん稼いで、母さんにラクをさせてあげるからね♪」

母「???」

…………………………

📺ポチッ

クエ太郎「さあ、早速やるか〜」

🎮ポチポチッ…

クエ太郎「あれ? おかしいな… セーブデータが全て消えてる… どういう事だ…」

まあ、いいか…

また最初からやろう。







テレレレッ テッテッテッ〜♪

クエ太郎「よし! レベルアップした!」

📺「クエ太郎はHPが5上がった。 MPが3上がった  力が2上がった。 身の守りが3上がった。 素早さが1上がった。 賢さが1上がった。 運が1上がった」

ムキムキ💪

クエ太郎「(・0・。)‼ん? 心なしか、力がみなぎってきた気がする」

そんな訳ないよな。

🎮ポチポチッ







テレレレッ テッテッテッ〜♪

クエ太郎「よし、 またレベルアップだ♪」

📺「クエ太郎はHPが5上がった。 MPが3上がった 力が3上がった。 身の守りが3上がった。 素早さが2上がった。 賢さが1上がった。 運が1上がった」

ムキムキ💪

クエ太郎「ん! まただ! レベルアップするごとに、ボクの力が増しているような気がする…」

どういう事だ???

まさか… ゲームと現実が連動しているとでもいうのか

そんなバカな…







🎮ポチポチッ

テレレレッ テッテッテッ〜♪

クエ太郎「よし、 またレベルアップだ♪」

📺「クエ太郎はHPが5上がった。 MPが3上がった  力が2上がった。 身の守りが3上がった。 素早さが1上がった。賢さが1上がった。 運が1上がった。 ホイミの呪文を覚えた」

ムキムキ💪

クエ太郎「やっぱりそうだ! 今度はハッキリ感じ取れた! 間違いなくボク自身の力が増している!」

クエ太郎は、服の上から自分の体を触ってみた。

クエ太郎「おお! 間違いなく筋肉がついてる! これはスゴイ! ゲームキャラと、ボクの体がリンクしてる!」

これは楽しい♪

モチベが爆上がりだぜ♪

クエ太郎「そういえばホイミを覚えたと言ってたな。 もしかして、呪文も使えるのかなぁ」

よし! 試してみるか。

クエ太郎は、先日ヤケドしたキズに向かってホイミを唱えてみた。

クエ太郎「ホイミ!」

テロレロレロ〜

クエ太郎「おお! 治った! 傷あとが完全に消えてる! これはスゴイ♪」

フ〜ム… てことは、お金を稼げるだけではなくて、強くもなれて呪文まで使えるようになるという事か。

これは最高だぜ!

こんな仕事は、世界中どこを探したってあるわけが無い♪







🎮ポチポチッ…

クエ太郎「よし! とりあえず3000ゴールド稼いだから、換金して来よう。 帰りに母さんの好きなケーキでも買ってきてあげよう♪」

テクテク........."8-(o・_・)o

クエ太郎「ん? あれは小学生の時にボクをイジメていたジャイ田タケシじゃないか。 オンチのくせに威張ってる乱暴者だ」

クエ太郎は、気付かないフリをして通り過ぎようと決めた。

ジャイ田「オイ! カネ寄越せ!」

ん? また誰かをイジメてるのか…

しょうがないヤツだなぁ…

クエ太郎「あ! あれは… 出来杉くんちの隣に住む、出来損ないくんじゃないか…」

(っ・д・)三⊃)゚゚)グハッ

クエ太郎「かわいそうに… よし! 今のボクなら勝てるかも!」

タッタッタ…

クエ太郎「オイ! やめろ!」

ジャイ田「なんだお前は?! あ! お前はクエ太郎じゃないか!」

クエ太郎「イジメはやめるんだ!」

ジャイ田「なんだと?! オレ様に文句があんのかコラ! ( º言º)」







クエ太郎「(´×ω×`)イタタ… クソ… ボコボコにやられてしまった…」

出来損ない「大丈夫かい?!」

クエ太郎「ああ、君の方こそ大丈夫かい?」

出来損ない「君が割って入ってくれたお蔭でケガは軽くて済んだよ」

クエ太郎「でも… 血が出てるよ… そうだ! ホイミを使おう! ホイミ〜」

テロレロレロ〜

出来損ない「え?! 何これ?! 痛みがウソのように引いていく!」

クエ太郎「よかった (*´∀`)=3 ホッ」

出来損ない「今、何をしたの?! もしかして魔法?!」

クエ太郎「(๑•᎑•๑)ウン」

クエ太郎は事情を話した。

カクカクシカジカ…

出来損ない「そんな事があるんだ?! とても信じられない! Σ(゚д゚)」

クエ太郎「そこの2.5次元屋に行けば分かるよ。 君も会員登録するといいよ。 じゃボクはこれで」

出来損ない「どうもありがとう ┏○)) ペコリ」
…………………………

クエ太郎「やっぱりレベル3くらいじゃ、ジャイ田には勝てないな… よし! 換金は後だ。 家に帰ってレベル上げをしてリベンジしてやる!」

つづく




作者より。

これは私が現実にウンザリしていて、ゲームばかりやっていた頃に、こんな世界があればいいなと思っていたことです。

ドラクエの中では勇者でも、現実は名も無い一般人。

マイクラの中では自給生活をしていましたが、当時は何も出来ない無能でした。

ゲームの中でどんなに頑張っても、何も変わらないし、誰からも認められることはありませんでした。

でも… もしもこんな世界があったとしたら、価値観は今と全く別のモノに変わるはずです。

続きはまだ何も考えてませんが、次元の壁が無くなったらどうなるかを考えながら書いていきたいと思っております。





















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