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学園小説【3年B組ゆた八先生】第5話 自分で決めなかった事は、後で後悔する

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美奈子「先生! 三者面談の時期ですけど、ウチのクラスはどうなってるんですか?」

ゆた八「ああ… それ、ウチのクラスは無しだ」

美奈子「えええええー?」

生徒は「ガヤガヤ…」

ゆた八「自分の進路を、自分で決めるのは当たり前だろ」

美奈子「そうかも知れないけど…」

ゆた八「自分の人生を自分で決めなくて、いったい誰に決めさせるつもりだ?」

美奈子「…」

ゆた八「自分の人生は、誰にも介入させてはならない。たとえ親だろうと、教師だろうとね」

生徒たち「…」

ゆた八「自分の人生の最高責任者は、自分なんだよ。いいかい? 覚えておいて。自分で決めなかった事は、後から必ず後悔することになる。そして、その時に決めさせた相手のせいにするんだよ。私は本当は、ああしたかったのに〜 なんて後から言うんだよ。こういう人はとても多い。それが被害者意識というもの。人に判断を委ねておきながら、相手のせいにしてしまうズルイ人たち」

美奈子「う〜ん…」

ゆた八「考えてごらんよ。君たちは義務教育を9年間学んできたはずだ。でも、それは自分の進路を自分で決められないような勉強だったんだろ? 他人が出した問題で、他人が決めた正解を書き、他人に正誤の判断を決めさせる。そんなものは教育ではない。 自由意志の無い奴隷を大量生産しているだけなんだよ」  

美奈子「でも…」




ゆた八「ウチのクラスは三者面談ではなくて、自由面談にする」

生徒たち「自由面談?」

ゆた八「うん。つまり任意だということ。自分1人で決めるのもいいけど、人の意見も参考にしたい人もいるだろ? そしたら、自分の意志でその聞きたい人に聞きに行けばいい。あくまでも自分の意志でね。これが大原則だ」

生徒たち「…」

ゆた八「どんな事でもそうだが、まずは自分自身で決めること。自分で決めた後に、初めて人の意見を参考程度に聞くくらいで丁度いい。それが謙虚な自分軸。それも、自分が聞きたい人にだけ聞く。親とか教師とか関係なくね」 

生徒たち「なるほど…」 

ゆた八「毎年同じことを繰り返している形だけ、儀式だけの慣例行事をしていたら思考停止ロボットになってしまうぞ。それは今の大人たちを見れば一目瞭然だろ?」

生徒たち「ハハハ…」

ゆた八「だいたい、三者面談なんてやらなくても分かるだろ。大半の大人たちなんて、保守的な事しか言わないんだから。その子の偏差値で入れる高校を薦めるだけだろ?」

生徒たち「ハハハ… たしかに」

ゆた八「いいかい? 人はそれぞれ違うんだよ。同じ人なんて1人もいないんだよ。それなのに、その子のことをよく知ろうともしない…
その子の夢や希望や適正をまるで鑑みようともしない… 何も考えずに、ただ一般的な事を言うだけ。すでに奴隷ロボットと化した人は、みんな同じ。これがさっき言った他人軸の勉強を疑いもせずに暗記してきた人たち。何の個性も、何の独自性も無いつまらない没個性人間」

生徒たち「先生がよく言う大量生産型ロボットだね?」

ゆた八「うむ。人と違うことを恐れ、群れからハミ出すことを恐れ、人から否定されることを恐れる。これが、支配者にとって一番操りやすい人たちなのにな」

生徒たち「私、分かった! つまり、その逆が自由へと繋がる進路なんだね?」

ゆた八「おお! やっと通じたか(笑) 支配者にとっては、自分の意志を持ち、自分の判断で行動出来る人は都合が悪いんだよ。家畜がオリ(社会)から抜け出してしまうからね。常識や法律や政治やメディアや宗教やスピリチュアルその他で均一化しておかないと目覚めてしまうからな」




ゆた八「学校とは、支配者にとって都合のよい事を植え付けているだけなんだよ。そして、そんなものを無思考で暗記したおバカさんが優秀だと言われる。何もかも騙されていることに気付いていないくせにね」

生徒たち「じゃあ… 私たちは家畜なの?」

ゆた八「うむ。君たちのしている事は、たくさん勉強をして、立派な家畜になろうとしているだけなんだよ」

生徒たち「…」

ゆた八「以前、オレの家に来た時に動物たちがいただろ? 牛や羊やニワトリたちが」

生徒たち「うん」 

ゆた八「君たちよりも、ウチの動物たちの方が遥かに自由に生きているよ。食べたい時に食べ、飲みたい時に飲み、眠い時に眠る。勉強とか労働とか納税とか、そんなやりたくないものは何もしない。これが自由であり、自然であり、当たり前のことでもあるんだよ。人間社会の方が異常なんだよ」

生徒たち「先生は家畜への道ではなくて、人間としての自由と尊厳のある道へと導いているのね?」

ゆた八「その通りだ。これが、オレ流の進路相談だ。でも、すでに家畜化している人には全く通じないけどな(笑) 特に中高年以上の人は全滅。家畜は自由を求めずに、エサ(金)を求めるからな。儲け話にしか興味を持たない(笑)」

生徒たち「ハハハ… たしかにウチの親も、お金の話しかしない。自由とか尊厳なんて、まるで口にすることはないよ」

ゆた八「オレは、当たり前のことを言っているだけなんだけどな… ただ、人間に人間らしく生きてほしいだけなんだよ…」

生徒たち「先生、ありがとう! 先生ほど、私たちの事を親身になって考えてくれる人はいないわ。私たちは家畜への道ではなくて、人間らしい道を選びます」

ゆた八「みんな…」

ゆた八は、初めて自分の思いが通じたことに感涙していた。

ゆた八「あ! でも家畜への道が一番ラクなのは事実だよ。だって何も考えずに、何も決めずに従うだけで、後は人や社会のせいにするだけなんだから」

生徒たち「え?」

ゆた八「自由に必要なのは、自力、自立、自律、自主思考、自主決断、自主行動。どれも愛や勇気や強い信念や強い継続力などの膨大なエネルギーが必要になる。だから、みんな家畜になってしまう。それが一番ラクだからな」

生徒「なるほど… それでも家畜への道は選びません」

ゆた八「(o^-^)o ウンウン それと、自由とは責任と孤独がセットで付いてくることも覚えておいてね。つまり、生半可な人には無理だということ」




つづく…



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